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俺、リア充を守ります。
第12話「We are ベストパートナー!!」
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「うむ、やはり女子中学生こそ至高」

 万死に値する暴言を吐いて、中学校の校門の前で腕組みをしながら頷いていたのは、これまた牛のような外見のエレメリアンだった。こちらは角がなく、ベルのような意匠の首飾りでマントを留めている。クラーケギルディのものと同じものだ。

「モケー!」

「モケケー!!」

「そうであろう!そうであろう!!」

 戦闘員アルティロイドがカサカサと威嚇するように動き回る中、下校中の中学生は右へ左へ逃げ惑う。

 以前もそうだったが、女の子が多い学校が狙われやすいようで、これは問題だ。

「走って揺れる醜い乳などに存在価値はない。貧乳こそ、始まりにして終わりの乳なのだ!!」

「なかなかいいこと言ってるけど、乳にこだわっている以上倒さなきゃいけないわね」

 到着早々、あいつの命運ももう、尽きたな……愛香の敵、乳属性シリーズとしてカテゴライズされてしまったようだ。

「そこまでですわ!!」

「現れたかツインテイルズ!我が名はブルギルディ!首領様、そしてクラーケギルディ隊長の栄光の為、この命燃え尽きるまで……む?見慣れない顔だが……何者だお前は!?」

 テイルイエローの存在に気付き、彼女を指さして叫ぶブルギルディ。

 大仰なリアクションに満足したように、会長は高らかに名乗りを上げた。

「第四のツインテイルズ!テイルイエロー、参上ですわ!!」

 トゥアールから『第五の』と抗議が入るも、みごとに名乗りを上げ、ポーズを決める会長。

「テイルイエローだと!?テイルドラゴンはどうした?見当たらんが……」

「……テイルドラゴンは来ません。わたくしが、彼の代わりに戦います!!」

 闘士をみなぎらせた表情でブルギルディを睨みつける会長。

「イエロー、見せてもらうわよ。あなたの正義の心とやらが生む力がどれほどかを。もし口先だけだと感じた時は、容赦なくそのブレスを奪う。そのおっぱいはあたしのものとなるのよ!!」

「欲望ダダ漏れじゃねえか!!」

 聞きようによってはとんでもない台詞を、会長は「よくってよ」の一言と共に自身たっぷりに頷いた。

「必ず仲間として認めてもらいますわ!だってわたくし……あなたたちの戦いを、ずっと見てきたんですもの!!」

 心熱くなることを言い、アルティロイドたちの前に颯爽と躍り出るテイルイエロー。

 さすがに愛香も胸に来たのか、むむむ、と唸っている。

「えと、使用方法は……なるほど!こんな風に頭の中に浮かぶんですのね!」

 会長のツインテールの結び目は頭の後ろの方になるため、それをまとめるフォースリヴォンに触れる仕草は、髪をかき上げるように優雅だった。

 雷がほとばしり、手の平に形成されたのは山吹色
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