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俺、リア充を守ります。
第11話「I'm a テイルイエロー!!」
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からね」

 まあ、ヒロ兄だけはこだわってて、いつまでたっても「変身」から変える気はないらしいけど、と付け加える。

「それは是非とも必ず言うべきですわ!そういう積み重ねがあると、たまに無言で変身する回が無性にかっこよく感じますもの!!」

「そ、そうなんだ……」

 ……回……ってなんだ……!?

「それで、変身ポーズは!?共通ですの!?それとも、各自違いますの!?」

「ポーズゥ!?」

 子供のように目を輝かせ、畳みかけるように質問してくる会長。

 流石、ヒロ兄の弟子……ヒーロー好きの度合いが桁違いだ……。

「さ、さすがにポーズはないかな。ほら、俺達正体隠さないといけないし」

 まして、あいつらの前で男から女に変身するところを見せるなんて、絶対に嫌だ。

「え?でも千優さんは、毎回変身ポーズとってますが……」

「あれは、ヒロ兄のこだわりみたいなものだから……わざわざ自分で考えたらしいわよ?」

「さ、さすがし……いえ、千優さんですわね……」

 何だろう、さっきからヒロ兄の事が話題に上るたびに、会長の表情が曇る気がするんだけど……。

 

「そ、それでは……変身してもよろしくて……?」

「会長。言葉より、変身するっていう意志をしっかり心の中に描いて」

「わ、分かりましたわ…………」

 会長は深呼吸すると、ブレスを胸の前にかざし、意を決したように凛々しく叫んだ。

「テイル──―オンッ!!」

 しかし、何の変化も訪れない。

 会長以外の四人は焦って同時に身を乗り出した。

「だ、駄目か……!?」

 しかし、祈りが通じたのか、一拍子置いて右腕から光がほとばしった。

 黄色い光の帯が繭状に展開され、全身に光の粒子が張り付いていく。段階プロセスは一瞬なので知覚できないが、輝光を放ち、シルエットが変化した会長が目の前に現れた。

 思わず後ずさってしまうほどの、激しいスパークが起こる。

 自分の身体を包むテイルギアを見て、会長は嘆声を漏らした。

「こ、これが…………わたくし…………?」

 ほんの少しだけ、声が大人びていた。いや、声だけではない。

 俺と同じで、変身することで姿が変化している。

 テイルギアを纏ったその姿は、変身前の神堂会長からは想像もつかないほど成熟していた。

 身長は愛香と同じか、少し高いぐらい……ヒロ兄よりも少し小さいくらいだろうか。

 腰が高く、すらっと伸びた脚。いわゆるモデル体型で、身体だけ見ると会長の面影は皆無だ。

 だが目を引くのは、変化した身体そのものだけではなかった。

 俺や愛香のギアと違って、肩や胸も満遍なく装甲板でおおわれている。手足にしても装甲の
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