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俺、リア充を守ります。
第11話「I'm a テイルイエロー!!」
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らかしたんだ?』って弄ることが出来たんだけどな……」

「あの二人が師弟関係とは、誰も思わなかっただろうなあ。今やその話が尾鰭引いて、付き合ってる説とか流れつつあるぞ」

「ないない。千優みたいな正義感が人の形したような真面目ちゃんにモテ期とか……」

 上郷がかなり失礼な事言ってたのはさておき、黒川の言ってる噂……既に校内のどこまで広がっているんだろう……。

 そんな事を考えている間に、慧理那は屋上に俺を連れてきていた。

「観束くん達から今朝の様子は聞いています……代わりに励ましてくれ、と頼まれましたので……」

「……そうか」

 今朝の登校時を思い出す。

 

 □□□□

 

 今朝 登校時間 通学路

 結局、昨夜は一睡も出来なかった。さっきから何回、欠伸を繰り返しただろう。

「ヒロ兄、大丈夫?」

「……大丈夫に見えるか?」

「いや、全然……」

 一応、枕元のヒーローフォンは、なんとかポケットに入れて持っていている。だが、それでも『Change』のアプリをタップしようとすると、指が震えて動かなくなる。

 正直なところ、昨日より恐怖が大きくなっている実感があった。

「千優さん、もう大丈夫ですよ。私とシャインさんが改良しましたし、二度と暴走する恐れはない筈です」

「……トゥアールやドクターの技術力を疑っているわけじゃないさ……ただ……」

「ただ……何です?」

 先が気になるのか、総二や愛香もこちらへ顔を向ける。

「……怖いんだよ……また変身した時、誰かを傷つけるんじゃないかなって……」

「……怖い……か……」

「それに……俺には暴走している間の記憶が無かった……怒りで我を忘れて、自分の行いさえ覚えていないなんて……リヴァイアギルディが止めてくれたらしいけど、静観してくれていたあいつに迷惑をかけたのは間違いない。次に暴走した時には誰に迷惑をかけるのか……そう考えると、罪悪感で胸が圧し潰されそうになる……」

「そんな、迷惑だなんて……」

 昨日から溜め込み過ぎたせいか、不安が言葉になってどんどん吐き出される。

「大丈夫だよ……ヒロ兄はもう絶対、暴走しない……誰かを傷つけるなんて事にはならない!!」

「なんでそう言い切れるんだ!!怒りに流され、力に振り回される……あんな感覚、味わったこともないくせに!!」

「ちょっとヒロ兄言い過ぎよ!!総二は励まそうとしてくれてるのよ!?」

 愛香に咎められるが、俺は止まらない。睨むように愛香を見るとこう言い放った。

「お前も、あんな強大な力使いながら、よく感情的になってるけどな、止める俺達の身にもなってみろよ!!いずれお前もああなるぞ!!」

「なっ!
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