暁 〜小説投稿サイト〜
俺、リア充を守ります。
第10話「明かされるcolors」
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不思議そうな顔でこちらを見る3人。

「いやなに、その辺の事情に詳しい知り合いがいるのさ。この地区で余所者がカツアゲなんてしたら、この地区の不良がただじゃおかない。だから、有り得ないって話だよ。ついでに言うとあの不良達も、おそらく隣町から来たんだろう。雇われでもしなけりゃ、ここの不良との小競り合いになりかねないから、来ようとはしないだろう」

「な、なるほど……ヒロ兄、相変わらず顔広いな……」

 さて、そうなると見えてくる答えは……。

「おそらく、あのチンピラ三人衆の更に上が……指示を下す存在がいるんだろう」

「自分は手を汚さず、ただ影から糸を引く……嫌な方法ですね……」

 何処の犯罪界のナポレオンだよ……いや、あの人はその糸が蜘蛛の巣みたいになってるから尚更タチが悪いんだけどさ。

「うーん……って事はつまり……あのチンピラ三人衆、仕返しって言ってたけど、もしかして……」

「単にこの前の仕返しなのか、それともその上・とやらが俺に恨みでもあるのか……」

 いや、考えすぎだろう。正直、俺に恨みのある金持ちの知り合いなんて心当たりがない。

 きっとあいつら、どっかから横領したのだろう。

『難しい事考えてるお前らに、話題を180度変えるお知らせだ』

 おっと、ヒーローCが話題転換になにか見つけてきたみたいだ。

「どうしたんだヒーローC?」

『どうやらツインテイルズの食玩、プレバン限定Ver.が出るらしい』

「「限定版!?」」

「ほう?」

「あ〜、これですね」

 さっきからノートパソコンでなにやら作業していたトゥアールが、商品ページを開く。

 最近バンザイとかマキファ(マキシマムファクトリー)とかを始めとした会社がツインテイルズのフィギュアを売り出しており、ちょくちょく商品販売の項目で見かけるようになった。
 今回新発売する、食玩のプレバン限定版のセット内容は、商品版と同じツインテイルズのメンバーがそれぞれ武器構えポーズと、武器なしポーズの二種類のフィギュアとスタンド。全八種類で一つがシークレットだそうだ。

「えっとなになに……レッドがブレイザーブレイド装備版と、これは恐らく初めて変身した日の指差しポーズか?んでブルーがウェイブランス装備版と髪紐属性リボン発動時の飛行ポーズか……」

『そしてドラゴンはドラゴファング装備版と、ヒーリングフルート演奏ポーズか。お、マシンサラマンダーのアクションモードもあるのか』

 自分のフィギュアも出るのが嬉しそうなヒーローC。というかバンダイが張り切って、バイクモードからアクションモードへ変形するマシンサラマンダー作ったらしいが、最近は飛行モードも出たからどうするかで検討中だとか。

「そしてシークレット
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