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俺、リア充を守ります。
第10話「明かされるcolors」
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・BURSTバースト!!』

「おお!それがクラブギルディを打ち倒した炎の二刀か!」

「行けぇぇぇぇぇ!!」

 噛み砕くが如く、双牙を振るう。

 その胸部をドラゴファングが切り裂こうとしたその瞬間、刃先がなにか軟らかいものに当たる。

「ッ!?これは!?」

「クッ!!」

 切断された瞬間、鎧だと思っていたそれが何だったのかが分かった。

 触手だ!烏賊のゲソに当たる部分だこれ!!

 切断された触手は怒りの焔に焼かれながら地面にぼとりと落ちた。

「しまった、烏賊や蛸の怪人にはついていない筈がない、触手を見逃していた……クソッ、もうちょっと警戒しときゃよかったぜ……」

「そう!この触手こそ我が本来の武器!!その炎の剣が貴様の本気ならば、私も少々本気で行かせてもらおう。さあ、本当の勝負はここからだ!!」

 そう言うとクラーケギルディは、体に鎧の様に巻き付けていた触手を展開させる。

 イカの足は十本、いや、俺がさっき一本切り落としたから、残り九本か?

 と思ったのだが、斬られた触手があっという間に元の通りに再生した。マジか……これ全部斬らないと再生する系かよ!?

「喰らえい!!」

 瞬間、一斉に突き出される何本もの触手。

『千優!何本か切断して躱せ!!』

 そうしたいところだけど早い!そして拳や脚なら動きを見切って先読みする事が出来るが、触手とか動きを読めない上に、四方八方から同時に食らわされると避けられない!!

 俺は触手の連撃をモロに食らってしまった。

「ッガァァァアア!!」

 オリハルコンフレームでもダメージを吸収しきれず、地面を転がり、監禁空間の壁まで激突する。

 これが幹部級のパワー……強い!!

 外でギャラリーのざわめく声が聞こえる。

「テイルドラゴン!!負けるな!!」

「頑張ってテイルドラゴン!!」

「ブルーちゃんを守るんだ!!ん?待てよ?俺達もレッドたんやブルーちゃんに告る時にはドラゴンさん通さないといけないってことか?」

「なるほど、つまりテイルドラゴンはお兄さんポジどころか保護者ポジ……つまり、俺らにとってはお義父さん!?」

 いや、何故そうなる!?

 応援に紛れて聞こえてくる戯言に突っ込みたくなる気分を押さえながら立ち上がる。

 そういえば、レッドとブルーはどうなってる?

 2人の方を見やると、リヴァイアギルディは相変わらず腕を組んでこちらを観戦している。

 と思ったのだが何やら先程とは違った苦い顔をしている。

 そしてテイルレッドとテイルブルーはというと……、

「い、い、い、い、いやあああああああ!!」

 ……ブルーが突然、絹を裂くような叫び
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