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俺、リア充を守ります。
第9話「烏賊と海竜とイヤな奴」
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足を付いたブルーが聞いてくる。

「俺達3人を対象にある程度の重力をかけた。これで飛ばされることは無い!」

「スゲェ!!よし、今の内に決めるぞ!」

 3人で片腕をパロットギルディに向ける。

「「「オーラピラー!!」」」

「な、うおぉぉぉぉぉぉ!?」

 まさか風圧を気にせずに行動してくるとは思ってもみなかったらしく、不意を突かれるパロットギルディ。

 噴き上がる炎柱、湧き上がる水柱、柱の如く真っ直ぐに翔け昇る竜の三つの光がパロットギルディの動きを封じる。

 翼が動かなくなった事でようやく風が止み、即座に体操服属性ブルマを解除し、学生服属性スクールユニフォームを装填する。

「これで決める!」

「「「完全解放ブレイクレリーズ!!」」」

 もう一本のブレイドを呼び出して飛翔するレッド、ウェイブランスを投合する構えを取るブルー、そして握った右拳に属性力エレメーラを集中させる俺。

 三者三様、同時にそれぞれの必殺技名を叫び、解き放つ!

「グランドブレイザー!!」

 テイルレッドの炎剣がパロットギルディの右翼を縦一文字に斬り裂き、

「エグゼキュートウェイブ!!」

 テイルブルーの激流槍が左翼の中心を貫き、

「狼牙咆哮拳ハウリング・フィスト!!」

 地を駆ける狼の如く素早い鉄拳が残った身体を打ち砕く。

「テ……テイルドラゴン……賛同こそなかったが、反論しなかった所を見ると……お前も余った袖に……萌えるタイプ……なのであろう?」

「……それは俺の属性ってわけじゃないけど、まあ、嫌いじゃないぞ?」

「そう……か……嬉しい……ものだ……敵ながら理解者……が……いるというのは……」

「袖振り合うも多生の縁ってな。……袖属性スリーヴだけに」

「上手い!……これは一本取られたな……」

 紫電の迸る身体でそこまで言うと、パロットギルディは爆発し、残ったのは袖属性スリーヴの属性玉だけだった。

 ……そういやこいつ、何気にブルーの分も用意してたり、これまでたまに出てきた妹願望持ちでもなかったな……いや、無駄に声デカかったけど。

 なんというか、死角に潜む者ラークスクエアーズと同じ、接しやすいというか、倒すのが惜しいやつだったな……。

「テイルドラゴン〜」

「ん?」

 よく見れば、小学生たちが校舎から出てきていた。

 テイルレッドの方には既に何人もの小学生が集まり、囲まれてしまっている。

 ブルーも、レッドに比べて少数ながら、子供たちから「かっこよかったよ」等と賛美の言葉を贈られ、少し嬉しそうだ。

「ドラゴン、今日は笛使わなかったね?」

「あれはジェラシェードと戦う時専用だからね」

「えぇ〜、あ
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