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俺、リア充を守ります。
第7話「新たな刺客」
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教授いただきたい」

「……なに!?スワンギルディ、お前……スケテイル・アマ・ゾーンを!死ぬ気か!!」

「一年間続けなければ修了になりませんが……それでも、時が来るまで続けて見せましょう!!」

 ドラグギルディの武勇の中で最も名高い、アルティメギル五大究極試練の一つ、スケテイル・アマ・ゾーン。

 通販で買った商品が一年間、透明な箱で梱包され配達されるその荒行に、スワンギルディは挑む覚悟を決めたのだ。

 ──そんなものどこが試練になるのかと疑問を抱く読者もいるであろう。だが、人間の属性力から生まれた精神生命体である、彼らエレメリアンにとっては文字通り修行なのである。

 例えば、あなたが某世界的に有名なあの通販サイトでなにか購入したとしよう。好きなアニメのキャラクターグッズなんかがわかりやすいかもしれない。

 その商品が、もしも透明な箱に梱包されて配達されれば、あなたはどう感じるだろうか?

 もしもそれが、留守の間に自宅に届き、親や兄弟姉妹、あるいは遊びに来た友人などに見つかった場合、どんな気持ちになるだろうか?

 それほどの猛者ではない人ならば、「恥ずかしい」と感じるだろう。

「死ぬほど恥ずかしい」思いをする人もいる筈だが、それはエレメリアンたちにとっては、まさしく死ぬほどの身体的ダメージになるのだ。

 特に、趣味嗜好の具現であるエレメリアンたちが購入するものなど、口に出しては言えないものも結構あるので、どれだけ悲惨かは語るに及ばす……。

 とにかく修行の中でも究極試練とも言われる理由が分かってもらえただろう──―

「見ていてください……医療班長せんせい……」

 スワンギルディの脳裏に、かつて憧れたあるエレメリアンの姿が浮かぶ。

「ドラグギルディ様の遺志は……私が継いで見せます!!」

 果たして、白鳥は竜に届くことができるか──―。

 スワンギルディの戦いが、始まった。

 

 一方、リヴァイアギルディは、残されているドラグギルディの部屋を訪れた。

 エレメリアンに墓標を立てる習慣はない。

 終わりは何も残さず、世界に還るだけだ。

 まさに往生際よく消滅して世界に還り、仲間の武勇を見守るのみ。

 その潔さこそが彼らの強さであり、誇りであった。必要以上に悲しむことはないし、いつまでも引きずることもない。

 それでも……別れはつらいものだ。

 よく見ると、写真家属性カメラマンのエレメリアンでもいたのか、部屋の真ん中に置かれたテーブルには、ドラグギルディの遺影が据えられている。

 最高の幼女に背中を流してもらいたい、と常に夢を語っていたドラグギルディの部屋には、部下たちが手向けた幼女のフィギュアが積み上げられ、遺影の
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