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俺、リア充を守ります。
第7話「新たな刺客」
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 その手を掴み、立ち上がらせる。

「さあ……来るがいい!!」

「あばよ……バッファローギルディ!!」

 バッファローギルディから距離を取り、オーラピラーを発射する。

 そしてドラゴファングを両手に構えて一気に加速!

「完全開放ブレイクレリーズ!竜牙の一閃ドラゴニック・スラッシュ!!」

 赤き軌跡が切断面を描き出し、バッファローギルディは爆発した。

 願わくば、もっと巨乳が見たかった!と、色々と台無しになる台詞とともに……。

 

 □□□□

 

 観束家地下 ツインテイルズ秘密基地

「ああ、疲れた……」

 椅子の背もたれに思いっきり体重を預ける俺たち。

 本当に大変だったのは戦闘の後だったのだ。

 なんでも、「ツインテイルズにツインテールを触ってもらうと幸せになれる」とか「テイルドラゴンに頭を撫でてもらえると恋が成就する」なんて眉唾都市伝説が広まっているらしく、戦闘後の疲れ切った俺たちに、ギャラリーが濁流のごとく迫ってきたのだ。

 マシンサラマンダーに飛行形態があって助かった、と思えたのがこんな事態だとは夢にも思わなかった。

「ちゃんと断って撤退するあたり、ヒロ兄絶対敏腕マネージャーになれるよ……」

「マネージャーねえ……」

「マネージャーねえ……」

「しかも素直に従うどころか、私たちを帰らせてくれるよう呼び掛けてくれた人たちもいたわけでしょ?」

「過激なファンが多い中、ああゆう善いファンを味方につけて行動してもらえるとは……千優さん、Bランクくらいのカリスマスキルでもついてるんですか?」

「んなわけなかろう、偶然そうゆうファンが何人か集まっていたんじゃねえの?」

 ホント、過激なファンが多いと困ってもんだ。

 俺はアンチがいる分まだバランス取れているんだろうが、テイルレッドの人気はアンチが存在しないほど莫大だ。

 テイルブルーもまだまだ否定的な人が多いものの、明らかにファンと共に過激派が増えている。

 人気すぎるが故に、こうゆうこともあるものだ。

 これは今後、気を付けなくては……。

 そんなことを考えていた時、ヒーローフォンに着信が。

「ん?慧理那から?」

 2コール目くらいで通話に出る。

「もしもし?」

「あ、千優さん!少々お時間いいですか?」

 なんだろう?もしかして、生徒会初日から欠席したことにお咎めが来たんだろうか?

「別にいいけど、どうした?」

「あ、あの……明日、お暇でしょうか?」

「明日?うん、暇だよ」

「よかった……約束、明日ですよね?」

「……あ、そういえば明日か!!」

 色々あったからすっかり頭の隅に追い
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