第7話「新たな刺客」
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自分なりに応援してくれていたワケだし……」
「……わかった」
応えた直後、テイルブルーはレッドの傍へ突っ込んで行った。
まったく……頭を冷やして考えてみればちゃんと理解出来たじゃないか……。
俺がエレメリアンへ向けている想いは、愛香にも伝わっているのかもしれない。
「ブルアァァァァァァ!!」
「ッ!?」
気がつくと、Jバッファローギルディは俺に突進してきていた。
身体を貫こうとする角を、両手でなんとか掴み、抑え込む。
「戦闘中ニ余所見トハ、随分ト余裕ダナ!!」
「テメェ……相変わらず卑怯な連中だ!!」
「卑怯ナノデハナイ!貴様ガ迂闊ダッタノダ!!」
掴んだ角に、力が集中しているのが感じられる。
ヤバイ、これは……。
「気付イタナ?ダガ、モウ遅イ!」
次の瞬間、俺の身体が浮き上がり、空中に勢いよく投げ出される。
「喰ラエ、巨乳突キ!!」
「うおおぉぉぉ!?」
落下する俺の真下に、Jバッファローギルディが角を突き上げる。
このままだと串刺しか!!
「属性変換エレメリーション!体操服ブルマ!!」
咄嗟に取り出した体操服属性の属性玉を、右手の投入口へ叩き込む。
右手に、ボーリングの球くらいの大きさの、重力で形成された球体が現れる。
「グラビティボール!!」
名前がそのまんまだったが、重力球をJバッファローギルディへと投げつける。
「何ッ!?」
その瞬間、Jバッファローギルディの巨体に重力が集中する。
アスファルトは重さに耐えきれずへこんでいき、Jバッファローギルディの両足はどんどんめり込んでいく。
「ウ……動ケン!?」
そりゃあ、重力集中させてる上に元々あの巨体だ。
地面にどんどんめり込んで、動けなくなるだろうよ。
「さっきの技、バッファローギルディの物だろ?」
スラスターで体勢を整え、着地に備える。
「クッ……貴様ニ通用スル程ノ威力モ無イノカ……役立タズガ……」
「阿呆フラーか、奪っただけの技が強いはずがないだろ」
ジェラシェードの自分勝手さに、俺の怒りは更に燃え上がる。
その時、ドライバーのバックルに付いているボタン……Xperiaのカメラの切り替えボタンが赤く輝いた。
頭の中に説明が流れ込み、すかさずボタンを押す。
『BURSTバースト!!』
右手が赤いオーラを纏い、熱く燃え上がる。
「技ってのは、そいつの努力や想いの結晶だ。身体を乗っ取ったからって、その技量をそのまま扱えるわけがねぇだろうがぁぁぁぁぁ!!」
その右手を、重力がかかって動けなくなっているJバッファローギルデ
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