第7話「新たな刺客」
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敗程度、ドウトイウコトハ無イ!」
Jジェラシーバッファローギルディ、と化したバッファローギルディはステージから降り立つ。
「ダガ確カニ昨日、貴様ニ敗北シタセイデ我ラガ負ッタ損害モ大キイ。モウ少シデ新タナ同胞ノ誕生ダッタトイウノニ……宿主ノ女ト人質ニシタ小娘タチノ抵抗、貴様ノ邪魔ガ無ケレバ……」
「黙れ!!そんな事を許すわけにはいかない!!
お前達は人々の命を弄び、あまつさえ無関係の人達まで巻き込もうとした。今も、今までもこうして、エレメリアンの身体でさえ乗っ取っている……そこまでして、何がしたいんだ!」
Jジェラシーブァッファローギルディの面前に相対し、睨み合う。
「目的ダト?決マッテイル。我ラノ目的ハ我ラノ繁栄ト、世ニ蔓延ル全テノカップル共ノ根絶ナリ!
ソノ為ナラバ、ドレ程ノ犠牲ガ有ロウト構ワン!!」
「……つまり、自分達の繁栄と気に食わないものカップルの絶滅さえ果たせれば、世界が滅びようが構わないってのか!」
「ソノ通リ!コノ世ニハ我ラノ養分トナル、妬ミト恨ミ。タダソレダケガ在レバ良イノダ!!」
Jジェラシーバッファローギルディの雄叫びと共に、数十体のジェラシェイダーが現れる。
自己中過ぎるわよ、と叫ぶテイルブルーに、何ガ悪イ?と返すJジェラシーバッファローギルディ。
だがその声さえ、今の俺には水上から呼びかけられたとき程、遠く聞こえた。
「……んじゃねぇ……」
「ドラ兄……?」
今、俺は無性に腹が立っていた。
「冗談じゃねぇ!!」
繁栄のため?気に入らないものを排除するため?
くっだらねぇ。
「この世界を……」
恨みや妬みが渦巻く世界であれば充分だと?
ふざけるな!
「この世界を……そんなくだらない目的のために滅ぼさせてたまるか!!」
今、俺の怒りは煮え滾る溶岩溢れる火山の如く爆発した。
「レッド!アルティロイドは?」
ジェラシェードたちから目を離さず、後方にいるテイルレッドへ叫ぶ。
「これで!!今、全部倒したところだ!」
「なら、ブルーと一緒にジェラシェイダーの相手をしてくれ。ヒーローCは野次馬に被害が及ばないように、警護を任せる」
『了解!』
「ああ!」
見守る人々の方へ走るヒーローCと、ジェラシェイダーの行く先へ立ち塞がるテイルレッド。
「頼むブルー、バッファローギルディは俺に任せてくれ」
「仕方ないわね……ああなっちゃったら、殴っても気分が悪いもん」
おいおい、お前はどこまでバッファローギルディへ怒りをぶつける気だ……。
「でもドラ兄、その代わりに絶対助けなさいよ。あの牛ムカつくけど……冷静に考えてみれば私の事、
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