第7話「新たな刺客」
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かわいい妹分の尊厳に関わる事だ。そんなもの気にしている暇があるか!!
「それも巨乳にジェラシー燃やすほどのコンプレックス抱えてんだよ!!だから今のお前の発言のせいでマジギレしてんじゃねえか!!そんなことも分からずに、レッドにあんなセリフ吐いてたのか?ふざけんな!ブルーはお前の言っていた純粋さとやらを忘れず今日まで頑張ってきてんだ!!それを否定したお前に、胸の大きさがなんだのと語る資格は無い!!」
「ぐはぁぁぁぁぁ!!」
なんか、精神的に結構ダメージあったらしく、吐血(?)した後、地面に膝をついて悶絶するバッファローギルディ。
「す……すまなかった……まさか……そこまで言われるとは……。……すまぬ、テイルブルーよ……。お前の努力を……その胸の成長を望む純粋さに……気づいてやれなくて……本当にすまなかった……」
「……え?」
あまりの出来事に頭がついていかず、しばらくフリーズしてしまうブルー。
同じく遠くからこの光景を見てポカンとしているレッド。
そのまま土下座しているバッファローギルディ。
……シュールだな。
「え?いや、あ、うん。分かってくれたならそれはそれで……」
「だが憎むな!巨乳は憎むほど遠ざかる。手に入れる事を望むのなら巨乳を受け入れよ!さすれば──」
「だから巨乳巨乳うるさーい!!」
「へぶぅ!?」
あ〜あ……結局蹴られちゃったよ。
土下座に近い体勢のまま、バッファローギルディは顎を蹴り飛ばされ、そのままステージに激突した。
「食らいなさい!オーラ……」
再びオーラピラーの構えをとるテイルブルー。
だが、それが放たれることはなかった。
何故なら、さっきまで雨雲ひとつ見えないほど晴れ渡っていた上空に、突如暗雲が立ち込めてきたからだ。
「あの雲……急げブルー!!」
テイルレッドが叫ぶ。
あぁ、間違いない。あの暗雲は……。
『ジェラシェード反応有り!!3、2、1、来るぞ!!』
ブルーがオーラピラーを発射する前に、暗雲から降りてきた黒い霧がステージに叩き付けられたバッファローギルディを包み込む。
「ブルアァァァァァ!!」
次の瞬間、バッファローギルディの外見は大きく変わった。
しの字型の角は更に禍々しくねじれ、丸太のような剛腕はもっと大きく肥大した。
顔を覆うマスクのようなものは割れ、闘牛士に向かっていく闘牛のような荒々しい目付きと、蒸気のように吹き出す鼻息がハッキリと見える。
黒い霧に身を包んだその姿は、もはやバッファローギルディではなかった。
「ジェラシェード!昨日の今日でまた来やがって!!」
「フハハハハ!我ラハ神出鬼没。昨日ノ失
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