暁 〜小説投稿サイト〜
俺、リア充を守ります。
第6話「想いの竜ーテイルドラゴンーその3」
[8/14]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
自信満々にサムズアップを返す。

「ヒーローC、皆は任せる」

『無茶はすんなよ……』

「わかってるって」

集合した霧から、ジェラシェイダーが現れ始める。

さて、そろそろ始めないといけないみたいだ。

「行くぜ!!」

いつものようにベルト左右のボタンを押し、変身ポーズをとる。

「変身!!」

『startスタート-upアップ』

その音と共に全身が光に包まれ、プロテクターが装着される。

『H・E・R・O!!HEROヒーロー』

変身音と共に、光の中から黒き竜を模したプロテクターに身を包んだ戦士が現れる。

「おお!!テイルドラゴンさんの生変身が目の前で見られるなんて!!」

物陰から慧理那の歓声が聞こえる。

それじゃ名乗ってあげますか!!

(「私たちの想いは君に託した。存分に暴れてこい」)

名乗る直前に一瞬、精神世界で最後にドクターフィッシュギルディが言っていた言葉が頭をよぎった。

(そうか……見つけたぜ、俺の名前の意味!!)

「俺は愛と正義の戦士!そして想いを繋ぐ竜!!テイルドラゴン!!」

「想いを繋ぐ……竜……」

変身している間にもわらわらとジェラシェイダーは溢れてくる。

さっさと終わらせないと消耗するな。

「ハアァァァァァ!!」

突っ込んで行きながら対数を確認すると現在で100体はいるらしい。

先に発生源になっている黒い霧の中心点、ジェラシェードが固形化したクリスタルを破壊しなければならないようだ。

「道を開けろォォォ!!」

ドラゴファングをブーメランモードにする。

「範囲最大!完全開放ブレイクレリーズ!!ファングブーメラン!!」

射程範囲を最大にして投げたファングブーメランは、緑色の軌跡を描きながらジェラシェイダーを切り裂いてゆく。

ただし射程距離が広い分、しばらく戻ってこない。

「試しにもう一つの武器も使ってみるか」

もう一つの武器、竜角刀ドラゴホーン。長さ約90cm、重量約120kgの二本一組の刀。

その重さ故に高い攻撃力を誇る代わりに、重くて振り回しづらいという欠点がある。

わざわざ二刀にする意味あるのか気になるだろうが、こちらにも変形機構があるため、ドラゴファングとは別の変形が使える。

今まで使ったことがなかったが、今が使い時だろう。

「来い!竜角刀ドラゴホーン!!」

両手にそれぞれ二本の刀が出現する。

いつも使っているドラゴファングより長く、そして両手に持つと少し振り回しづらい。

だが、この数を蹴散らすのには充分だ!!

「よろしく頼むぜ!!」

霧の発生源へと突っ走る。だが、目の前にはジェラシェイダー達が立ちふさがる
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ