第4話「想いの竜ーテイルドラゴンーその1」
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やめた!!私達はこの世界を守り抜くんだから!!」
「良い決意だ!そんじゃ、部活を始めますかァ!!」
こうして、俺達は今日も次元跳躍カタパルトを潜り、出動する。
各々の守りたいものを胸に……。
□□□□
数十分前 某所
「そろそろ時間か。行かなくては……」
時間を確認し、歩き出す一人の女性。
「この後はいつもの店で買い物だったな。最近よく怪人どもが出没するとゆうのに……」
そんなことを口にしながら人通りの少ない廊下に差し掛かったその時!!
「な……!?」
黒い霧が彼女を取り巻いた。振り払おうにも身体は石になってしまったかのように動かせず、声も出せない。
(この霧は……一体?)
混乱する彼女の耳元で黒い霧は囁き掛ける。
「恨メ……、憎メ……、オ前ノ不満ヲ晴ラスノダ……」
(私の……不満?)
「ソウダ……オ前ノソノ不満ヲ奴ラニブツケルノダ……。オ前ノ不満ハ何ダ?」
(私の……不満は……)
薄れゆく意識の中、彼女は霧が人の形をとっていくのを見た。
そして、その手には、見たことのないデザインの、腕時計型の機械が巻かれているのを見た……。
□□□□
市内 とあるイベント会場
「お前たちに倒されたタイガギルディ様の為にも、そして基地でお前への羨ましさを募らせている同胞達の為にも……テイルドラゴン!!お前だけには負けられんのだァァァ!!」
「後半もはや私情が入りまくってんじゃねーか!!俺が何をしたァァァ!!」
「分かりきっとるだろうが!!お前の所為で余計に我が部隊は、統率を失いつつあるのだ!お前を倒して……部下たちに冷静さを取り戻させるのだァァァ!!」
市内のイベント会場(レイヤーが多いところを見るとコミケか何かだろうか?)に現れたニーソ属性のエレメリアン、チーターギルディは俺を見るなり、「我が同胞達の最大の宿敵よ!この元タイガギルディ隊副隊長、ニーソ属性のチーターギルディが征伐してくれる!!」とか因縁つけて襲ってきた。俺何か恨まれるような事した?チーターギルディには申し訳ないが、全く身に覚えが無い。
……と思っていたのだが、戦いながら話を聞いてみればツインテイルズの(主にテイルレッドの)兄貴分とゆう俺のポジションが羨ましく、エレメリアンの男性陣には嫉妬の炎を燃やし始め、その鬱憤晴らしの為に俺を倒すべく出撃していくバカが、最近増えているんだとか。もしかして、そいつら妹属性ある連中なんじゃ……。
「いや完璧に今お前も私情で動いてるだろォォォ!!どうせならニーソ属性を奪いに来たとか、上司の敵討ちだとかもうちょっとまともな理由を優先しろォォォォォ!!」
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