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俺、リア充を守ります。
第4話「想いの竜ーテイルドラゴンーその1」
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心を傷つけた……」

 両手にドラゴファングを出現させる。

「この一撃は、その罪の重さ……二人の心の痛みだ!!」

 距離をとり、ドラゴファングを逆手に持つ。

「完全開放ブレイクレリーズ!!竜牙の一閃ドラゴニック・スラッシュ!!」

 赤く軌跡を描く二つの刃は、竜が獲物を喰らうが如く、チーターギルディの身体を切り裂いた。

「ウガァッ!!そうか……テイルレッドよ、怯えさせて……すまなかったな。……テイルブルーよ……失礼だったな……確かに、無視をするとゆう行為は……相手が男女どちらであれど……無礼千万……心から詫びよう……」

「テイルドラゴン……お前は……欲望と、部隊をまとめなければとゆう……焦りに流され……礼儀を忘れたこの私を……諫めてくれた……ありが……と……う……」

 ダメージが身体全体に行き渡り、チーターギルディは大爆発した。

「人生最期の言葉がありがとうか……。あいつも色々大変だったんだな……」

 部隊を統率する立場であるストレスが、己の欲望を後押ししていたのかもしれない。

 それを踏まえると、あいつも憎めなくなってくるんだよな……。

 アルティロイドはもう片付いており、テイルレッドとテイルブルーがこちらへやって来た。

「大丈夫かレッド?」

「せ、精神的には……大丈夫じゃない……」

 そりゃ、あれだけしつこく言われりゃこうなるよな。

「ありがとドラゴン……どうして、私の為に……私とレッドの為に怒ってくれたの?」

 愛香……そんな事聞くまでもないだろうが。

「当たり前だろう……」

「……え?」

「お前ら二人は、俺の大事な弟妹分だ。ただそれだけで十分だろ?」

「それに、俺はお前ら二人の兄貴分だ。だから、辛い時はやせ我慢せずに俺に頼れ。二人とも、いいな?」

 そう言いながら二人の頭をワシャワシャ撫でる。これ、もはや癖なんだろうな……。

「「ドラゴン……」」

 あ、それとまだやることがあるな。俺は空を見上げて叫んだ。

「アルティメギルども!!どうせ俺達の戦いの様子を監視しているんだろう!!」

 おそらくこの光景を映し出しているであろう見えざるカメラに向けて、俺は叫ぶ!!

「別に俺を妬むのは勝手だ!だが、自分の欲望とかヤケッパチだとかで自分の命を無駄にするな!!そんな奴には俺達と戦う資格……いや、戦場に立つ資格さえ無いぞ!!憶えとけ!!」

 たとえ俺が見ている方向が違っても、このメッセージはアルティメギルの基地へ届いているだろう。

「さて、帰ろうか」

「そうだな……」

「今日はいつもより疲れたわね……」

 バイクに乗るよりはワープした方が早く帰れるだろう、そう思って転送ペンを起動
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