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俺、リア充を守ります。
第3話「Cの追憶/決意の夜明け(ライジングサン)」
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ッシュ!!」

「クッ!!まだ倒れていませんでしたか……フン!!」

 刀身が赤く輝く二つの剣を再びステッキで受け止めるタランチュラギルディ。しかし、飛び蹴りと双剣では威力は比べ物にならず、ステッキが弾かれる。

「おおっと危ない!!」

 刃がとどく前に後ろに飛び退く。

「接近戦ですか。ではこちらも……」

 タランチュラギルディがステッキから柄を引っ張ると、柄の先に針のように細い刀身があらわれた。

「あのステッキ、レイピアにもなるのか……」

「はい、名付けてステッキ細剣レイピア。とりあえず、貴方が何故私の狩猟弾舞踊ステッキ―・ガン・ワルツを切り抜けたのかは、捕らえた後で後でじっくり聞かせていただきますよ!!」

「捕らえたら……ねえ……」

 マスクの奥で千優はまた笑った。理由は当然……

「そうゆう台詞が……負けフラグになっているんだよ!!」

 そのまま走って突っ込む千優。

「ただ突っ込むだけでも、私に勝つことは……」

「出来るはずがない……ってか?」

 レイピアの刀身が突き出されるより早く、千優がタランチュラギルディの懐に飛び込む!!

「ッ!?」

「ヤァッ!!」

 そして、すれ違いざまにドラゴファングの刃……ではなく刀身の背を首筋(?)に叩き付ける!!

「ガッ!!」

 ドッ!……バタリ……。

 ……そして、タランチュラギルディは、そのまま気絶した。

「だから言っといたろ……負けフラグが3本くらい建っていたぞ……」

 倒れたタランチュラギルディを見下ろしながら呟く千優。

「おいタランチュラギルディ!大丈夫か!!」

 リング外から見守っていたアントライオンギルディ、そしてドクターフィッシュギルディがこちらへやって来る。

「大丈夫だ。ちょっと気絶しているだけで、傷は無いようだ」

「よし、じゃあ運べばいいんだな」

 倒れたタランチュラギルディを抱え、アントライオンギルディはリング外へ戻っていった。

「なあ君、何故タランチュラギルディの狩猟弾舞踊ステッキ―・ガン・ワルツを回避できたんだ?」

 リング外に戻る前にドクターフィッシュギルディが疑問を口にしてきた。

「簡単さ」

 千優は笑いながら答えた。

「あの光弾が当たる直前、完全開放ブレイクレリーズを打ち込んだのさ」

「……と言うと?」

「ドラゴファングガンモードの完全開放ブレイクレリーズ、ドラゴニック・ブレスを飛んでくる光弾全部に命中させ、威力を相殺した。だから俺は無事だったのさ」

「なるほど……しかし、全弾それで防ぐことができたのか……凄いな、君は……」

「いや、このスーツ、ダメージを吸収してエネルギーに変
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