第3話「Cの追憶/決意の夜明け(ライジングサン)」
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。最初はただのファンで……私が役に立たないと思えばリーダーとしても見てくれなくなるだろうと思っていた。だが……全然戦えない私のことを……彼ら三人はリーダーだと慕ってくれた……仲間だと認めてくれた……だから私は自分に……リーダーとしての私自身に自信を持つことができたんだ。それなのに……この有様だ……。仲間一人元に戻せない……そんな私に……リーダーなんて呼ばれる資格なんて……」
ドクターフィッシュギルディが悔しさで涙を流そうとしたその時!
「そんなこと言うんじゃねぇ!!」
ウルフギルディが叫んだ。
「確かにリーダーには戦う術が無ェ……けどよォ、自分にできない事があるなら自分の得意な所を精一杯伸ばして補えば良いって教えてくれたのは……リーダー、他の誰でもないアンタだ。……アルティメギルの中でも落ちこぼれだった俺達三人をここまで立派に導いてくれたのは、戦場の天使でもドクターエンジェルでもねェ……死角に潜む者ラークスクエアーズの隊長、ドクターフィッシュギルディ……紛れもなくアンタだ……。アンタがいたから今の俺たちがいるんだよ!あの二人だって同じさ、アンタのことを尊敬してる。
……俺達のリーダーはドクターフィッシュギルディ……アンタただ一人さ……」
「ウルフギルディ……」
ウルフギルディ、お前……男前過ぎるよ!!学生服属性ブレザーゆえの性格か……それとも元々こんな性格なのかは解らないが、こんな漢は今まで見たことが無ェ!!
「良い仲間を……持ってるじゃないか!!」
「君……」
「ドクターフィッシュギルディ、悪いのはお前じゃない。悪いのはあいつらの心を封じ込めて好き勝手やってるジェラシェードの方だ!だから心配するな、あいつらは必ず元に戻す。そしたらお前ら四体で撤収してくれ」
「なっ、何故俺達を見逃す!?」
ウルフギルディが驚愕の声を上げる。
「俺、別にツインテイルズの仲間って訳でもないし、お前ら倒すのは惜しい。だから今回だけ見逃してあげようと思う。あ、でももしまたこの世界で悪さしようってんなら、容赦はしないからな」
うん、これなら別に良いよな。別に誰かに迷惑をかけるわけでもないし。
「フッ……君は甘いな……」
「有難う、褒め言葉」
確かに俺は甘いのだろう。だが、俺はそういう人間だ。たとえこの甘さが裏切られても後悔はしないと思う。
「しっかし問題は、どうやってあいつらを弱らせる……あるいは動揺させられるか……」
「「動揺……?」」
二体に説明しようとした時、俺はあることに気が付いた。
どうしてさっきからタ・ラ・ン・チ・ュ・ラ・ギ・ル・デ・ィ・と・ア・ン・ト・ラ・イ・オ・ン・ギ・ル・デ・ィ・に・動・き・が・な・い・んだ?
あいつ
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