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俺、リア充を守ります。
第3話「Cの追憶/決意の夜明け(ライジングサン)」
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、三発当てると注意をこっちに向けた。

「ピキュラァァァ!!」

 次はお前だ……と言わんばかりに大顎を開き、俺を挟もうと突っ込んでくる。

 大顎が俺を挟もうとした瞬間、身体を両脚の間に滑り込ませてスライディング!からの背中のど真ん中に一発!

「一瞬の反撃モーメント・カウンター!!」

 ドッゴォォォン!!

「キュリィィィ!!」

 アントライオンギルディもタランチュラギルディ同様、結構吹っ飛んでいった。

 が……、

「痛いってェェェ!!」

 プロテクター越しなのに鋼鉄でも殴ったかのようなこの痛い!!

『あいつの外骨格、意外に頑丈だな……』

「ダメージがエネルギー変換できていないんですけど!?」

『外部からのダメージには強いが、今のは自分で殴って振動が反ってきただけだからな。骨が折れていないだけありがたいだろ』

 なるほど、相手からの攻撃には強いが自分から当たりに行ったら意味ないのか。ユベルみたいなもんだな……。

「って、それよりウルフギルディは?」

 振り返ると、さっきまで隠れていたドクターフィッシュギルディがウルフギルディを抱きかかえていた。

「ウルフギルディ!大丈夫か?」

 俺もその隣にしゃがみ込む。

「ああ……傷は浅いz……グハッ!!」

「おい、どこが傷は浅いだ!!今、治してやる……」

 ドクターフィッシュギルディがウルフギルディの傷に手をかざすと、明るい黄緑色の光が輝き、ウルフギルディの傷はみるみるうちに治癒していった。

 医者属性ドクターの能力か。仲間思いなドクターフィッシュらしい、優しい能力だな。

「有難うございます、リーダー……」

「すまないウルフギルディ……こんな事しかできない非力な私を許してくれ。まともに戦えないどころか、部下を二人もあんなことに……」

「ちょっと待ってくれ、まともに戦えないって?」

 ドクターフィッシュギルディは少数ではあるが部隊を率いる隊長だ。それ相応の戦闘力がある筈だと思っていたが、そうではないのか?

「私は……元々は何の戦闘力も持たない、医療班の一員だったんだ。だが、部隊をまとめる才能があるという理由で、この部隊を率いることになったんだ……」

 あ〜、クラスに一人はいるよね、人をまとめたり、周りを仕切るの得意だから級長とか班長を任されちゃう奴。

「リーダー、医療班にいた頃はスッゲェ人気があって、「戦場の天使―ドクターエンジェル」なんてあだ名で呼ばれていたんだぜ」

 自慢げなウルフギルディ。そりゃあ、そんな皆のアイドルみたいなのがリーダーだなんて自慢するにはもってこいだよな。

「配属当時、戦闘力が皆無に等しい私を、彼らは温かく迎え入れてくれた
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