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俺、リア充を守ります。
第3話「Cの追憶/決意の夜明け(ライジングサン)」
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!!」

 迷ってる暇は無い、あいつまで犠牲にはできない!!

「ハァッ!!」

 タランチュラギルディにはすまないが、思いっきり殴りつけて吹っ飛ばした。

「バッ、バカヤロー!!何で逃げない!!」

「馬鹿野郎はお前の方だろ!カッコつけてんじゃねえ!お前はリーダー一人残して死ぬ気か!そんなの、俺が絶対に許さねぇ!!」

「でも今リーダーを守ってやれるのは俺だけなんだ!!」

 ……そうか、ドクターフィッシュギルディは仲間達みんなから愛されているんだな……。そんなに良い連中ならなおさら助けてやりたい!!

「お前だけじゃねぇ!!俺も一緒に戦ってやる!」

「ッ!!お前……」

「アルティメギルは全体から見れば悪だ。でも一部に絞ってみれば解り合えるかもしれない奴もいる。それがわかりゃ助けたって誰も文句は言わねぇ……

 そうだろ相棒?」

『まったく、お前は甘いな……でも確かに。この状況じゃ助けない奴の方が悪だよな!!』

 呆れたような出だしだった割にはやる気十分じゃん。

 すると背後からドクターフィッシュギルディもこちらへ来た。

「頼む……彼らを元に戻してくれ……彼らの心を救ってやってくれ……頼む……」

「ああ、約束する。俺が、いや……俺達が最後の希望だ!!」

「リーダーは下がっていてください。これは二vs二、男同士の戦いですから」

「二人とも……頼んだぞ!!」

 ウルフギルディと同時に頷き走り出す。エレメリアン達の心を取り戻すための戦いが始まった。

 

 □□□□

 

「ってことがあったんだ」

 説明の途中だが、ちょっと休憩を挟むべく話を切る。

「俺たちの知らないところでそんな事が……」

「まったく知りませんでした……」

「まあ、無理もない。レーダーに映らないように対策まで練っていたんだ、仕方ないさ」

 説明、もとい俺の最初の戦いを振り返っている途中、未春さんが持ってきてくれた水を飲み干す。

「未春さん、ありがとうございます」

「気にしないで。私も聞いてて面白いから」

 いや、面白がる内容か?特に後半。

「ねえヒロ兄、なんでそのエレメリアン達を倒そうとしなかったの?」

 愛香の質問はもっともかもしれない。でも、俺はもう答えを出している。

「わざわざ一対一の決闘を申し込んだり、ヒーローCの説明中は待機していてくれたり……なんか親近感沸いちゃって」

「そんな理由で……」

 呆れたような顔すんなよ。自分は毎回瞬殺してるからって……。

「それにさ、共存は出来ないかもしれないけどあいつらとは解り合える……そんな気がするんだ。ウルトラマンでもあるじゃないか、≪撃つな!怪獣だ
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