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俺、リア充を守ります。
第3話「Cの追憶/決意の夜明け(ライジングサン)」
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監禁空間の天井を足場に今度はリングへと突っ込んできた。

 リング端まで飛んで避ける俺。そして、やはりアントライオンギルディはこちらへと走ってきた。

「馬鹿め!リングの方が俺のタックルは当たりやすくなる!結局お前は、俺のホームグラウンドの中心へと戻ってきただけだァ!!」

「だからおっさん落ち着けェェェェェ!!」

 ウルフギルディの警告にも耳を貸さず、そのまま突っ込んでいった……。

「今だッ!!」

 ギリギリまで引き付けて、アントライオンギルディの頭上から後ろへジャンプする。

「ぬぅん!?」

「食らえ!!反転キィィィック!!」

 そのまま飛び蹴りをお見舞いする。スラスターで勢いを若干増させたキックは、アントライオンギルディの背中を直撃する。

「うぉぉぉぉ!?」

 蹴られて前のめりになったアントライオンギルディはバランスを崩し、そのままロープに倒れこむ。

「グ……だが、このままロープで勢いをつければ……」

 プッツン!

 体勢を立て直そうとしたアントライオンギルディに嫌な音が聞こえた……。

「ま、まさか!?」

「どりゃァァァァァ!!」

 アントライオンギルディを蹴った後、アントライオンギルディの身体をそのまま足場にして自身の身体を反転させた俺は、もう一度飛び蹴りを食らわせた。

 ブチブチブチッ!!

「ぬわァァァ!!」

 リングのロープは全部千切れてしまいそのままアントライオンギルディはリングから転がり落ちてしまった。

「な、何故ロープが千切れたんだ……オレの体重をかけても簡単には千切れないのに……」

 勝利を確信していたため、項垂れるアントライオンギルディ。

「顔を上げて目の前見てみな」

「ん!?あ……あれは!!」

 言われるままに顔を上げたアントライオンギルディの目の前にあったのは、空中に飛びあがったときに弾き飛ばしたドラゴファングが転がっていた。

「まさか、あの時!!」

「そう、お前が弾き飛ばしたドラゴファングがそのままロープに切れ込みを入れていたんだ」

「だからオレの体重がロープにかかった時に……お前、なんて奴だ……」

「だからあん時言ったじゃんかよ……負けフラグだって……」

 ウルフギルディが呆れたように言う。そりゃ二回も警告してこの有様じゃあな……。

「うっ……小僧にこんな事言われるとは……オレも歳かな」

「ヒドイなオイ!!」

「エレメリアンに歳とか関係あるのか?」

『まあ、一応命があるからな……歳をとってもおかしくはないな……』

 さて、これで残るはリーダー戦、最後の相手は……。

「これで、私が最後だな……」

 ドクターフィッシュギル
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