暴れん坊革命家
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は現れた。ハンソンは縄でぐるぐる巻きにされた男を村長達の前に投げつけた。
「!?」
「お前の仲間だろ?返してやるよ。」
「貴様ぁ……何者だ!?」
「カール・ハンソン、名前ぐらいは聞いたことあるだろ?」
「カール・ハンソン?……まっまさか!帝国騒乱事件の大悪党!?」
「人身売買の元締めに悪党呼ばわりされるとは不愉快極まりないな。コノー・オーヴァカーモン村長?」
ハンソンがそう言い放つと、村長は慌て始めた。
「人身売買だと?何を言ってる!?」
「儀式と隠れ蓑にして大勢の人を生贄として連れ去り、山師に扮した自分の子分に売買させる……吐き気を催す邪悪とは貴様の事だな。」
「わっ私は何も知らない!その者も私には関係ない!」
「この期に及んで自分の罪を認めないとは本当に御しがたいな……仕方がない。マオ君、彼等を連れて来てくれ。」
ハンソンがそう言うと、マオは数名の若者たちを連れてきた。
「おっお前!?生きていたのか!?」
「貴方!?本当に貴方なの!?」
そう、彼等は皆、儀式の生贄として選ばれた者たちだったのである。
「祭壇の奥の隠し部屋に監禁されているところを救助した。これでもまだ白を切るというなら……人民を舐め腐ってる者には相応の報いを与えなくてはならんなぁ?」
ハンソンはそう言いながら拳を思いっきり振り上げた。
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こうしてマサラ村に巣食っていた人身売買組織は壊滅、ボコボコにされた村長達は町の警察に突き出された。ハンソンは村人たちから受け入れられ、新たな拠点を得ることとなったである。
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