第17話 リップシュタットの密約
[4/4]
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
た貴族たちを捕えていった。
が、ブラウンシュバイク公とリッテンハイム侯は取り逃がしてしまい、捕えたのは3760名中625名の貴族であった。
・・・・・
「ここに来たということは、私の誘いを受けた……ということでよろしいかな? シュトライト准将、フェルナー大佐」
「ええ、ブラウンシュバイク公は今日を境に見限りました」
「このままブラウンシュバイク公の元へ行っても、何故助かったかを疑われるだけでしょう。かといって、ローエングラム侯も今まで敵対していた我らを受け入れてくれるとは思えません。であれば………」
「まあ、理由は何でもいいさ。卿らほどの人材なら大歓迎だ。これからよろしく頼むよ」
<アドルフ>
よし、シュトライトとフェルナーの確保は成功だ。
あいつらほどの人材、ラインハルトにくれてやるにはもったいない。
リップシュタットの密約……。
俺はハブられましたよ。
いいもんね、どうせ参加する気なんて無かったし。
あいつらと一緒にあぼ〜んする気も無いしー。
べ、別にハブられて寂しいわけじゃないんだからな!
* * *
首都星オーディンを脱出したブラウンシュバイク公らリップシュタット連合軍はガイエスブルク要塞に集結した。
ガイエスブルク要塞は、直径およそ45キロ、収容艦艇16000隻、主砲高X線ビーム砲の出力は7億4000万メガワット。
その戦力はイゼルローン要塞にも匹敵する。
イゼルローン要塞が同盟軍によって奪われた今となっては、帝国領内における最大・最強の軍事要塞であった。
これに対して、ローエングラム侯ラインハルトは帝国軍三長官職を兼任し、皇帝より帝国軍最高司令官の称号を得ると共にリップシュタット連合軍討伐の勅命を受け、オーディンを出撃した。
宇宙暦797年/帝国暦488年 帝国標準時4月6日。
帝国を二分する歴史上最大の内乱が、遂に勃発した。
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ