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鬼の手をもつ男(GS美神の二次)
2話 鬼の手をコントロール出来るようになろう!じゃないと死ぬよ!!
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を体の一部に封印してよく無事だよな」

『本来はわしの中に封じるはずだったのじゃが、わしが破けた事で封印される場所が狂って
しまいお主の左手になってしまった……だが…本当に場所だけでよかったわい。
あんな悪夢はもう見たくないわ』


「で?なんでそんな物騒なバケモノを封じた巻物が我が家の蔵にあるんだよ」


『それは、柳城路の人間が100年に一度、封印が緩くなる時に
封印を掛けなおす儀式をするためじゃよ。お主が来なかったら確実にわしは破れて
鬼は外に解き放たれていたわい。知らんかったのか?』

「ああ、母さんや父さんから一度も聞かされなかったからな」

『そうか……』



☆☆☆




「はぁ、はぁ」

『何じゃ情けない。たかが山を登ったくらいで……』

「距離がありすぎるんじゃーーー!!あと、歩きもしてない奴が偉そうな事を抜かすなーー!」

『まま、よいではないか。目的地には辿り着けたんじゃから……』

ふよふよういているじいさんが目の前の門を指差す。
少し離れているこの位置からでも見える
扉の左右には鬼の顔。そして顔の少し離れた場所に首なしのふんどしマッチョの銅像が…。
趣味のわるい飾りだなーー。
そんな事を思いながら門のうえにある看板の『妙神山修行場』(みょうじんざんしゅぎょうば)
という文字が目に入る。
そして…見ないようにしていた『この門をくぐる者。一切の望みを捨てよ 管理人』
という張り紙。

何故、管理人?
折角の緊張感が台無しだ。

『そうじゃ。お主、演技は得意か?』

「へ?」

『無理ならええわい。おぬしはわしに合わせてくれればよい』

「何でそんなことが必要なんだよ」

『いいから!わしに合わせろ!でないと修行ができないぞ!!』

「わ、分かった」

『では門の近くで待っていろ。わしが小竜姫ちゃんを呼んでくるから』

小竜姫(しょうりゅうき)ちゃん?誰だそれ?じいさんの知り合いか?
嬉しそうな顔をしながらすーーっと飛んでいくじいさんの背中を見ながら
そんな感想を抱き、じいさんの指示通りに趣味の悪い門の近くに立って待つことに…

十分後


そろそろ、来てもいいのではなかろうか?
そう思った瞬間、悪趣味な扉が開かれ赤い髪と刀?が目に付く美少女とじいさんが居た。
あれがじいさんの言っていた小竜姫ちゃんか?
たしかにあれだけの美少女ならじいさんが嬉しそうな顔をするのは分かる。

『こやつが、わしが話した柳城路の血縁者じゃ』

「そうですか……あなたが…」

あれ?この子なんで温かい目で見てくるの?
俺、何かした?
それとも俺の顔がブサイクすぎて不憫に思っているのでしょうか?

「あの
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