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ドラえもん のび太の転生ロックマンX(若干修正版)
エニグマ完成
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イーンが許してくれたわ。ミニドラもついてきたからかもしれないけど。」

「ドラララ!!」

マーティの膝の上でミニドラははしゃぎながら笑う。

「・・・・そうか、後は?」

「ビートブード達の方はホタルニクス博士が研究所を捨てたくないって駄々をこねたこと以外は、うまくいったみたい。ゼロの方はさっき戻ってきたところよ。・・・・・・クラーケンは亡くなったそうだけど。」

「・・・・・・・」

エックスはそれだけ聞くとベッドから出て部屋を出る。

「エックス?」

「いや、いいんだ。みんな無事に戻って来たなら・・・・・・」

エックスは、通信室の方へと歩いて行く。

後どのくらい時間が残っているのか。

エニグマは完成したのか。

もし失敗した場合のことも考えなければならない。

「ちょっと!」

マーティに手を掴まれ思考を止める。

「もう少し休みなさいよ。エニグマはもうすぐ完成するんだし。」

「・・・・・・シグナスに確認してくるんだ。シャトルもパーツが必要だろうから。」

「だからって・・・・・また、一人で行くことはないじゃない!せめてエニグマが成功したかどうかだけでも・・・・・・・」

「時間がないって言っているだろ!!」

「キャッ!?」

エックスに突き放され、マーティは尻餅をつく。エックスは、そのまま去ろうとしたためマーティは流石に怒って先回りして立ち塞がる。

「いい加減にしなさいよ!いつまでも引っ張ってたってしょうがないでしょ!そんな・・・・・・」

「俺は・・・・・・・・また助けられなかった・・・・・・・」

「えっ?」

マーティは、エックスの顔を見て言葉を失う。その顔は悲しみに満ちていた。

「俺は・・・・・・みんなを・・・・・・・・人間を守るために戦い続けてきた。でも、戦いが終わるたびにまた、次の戦いが起きる。何度も何度も・・・・・・・・・オリハルコンを回収した時もそうだった。グリズリーはまだイレギュラー化してなくて至って正常だった・・・・なのに・・・・・なのに俺は・・・・・・・・」

その悲しげな眼を見てマーティは気がついた。

エックスは、平和のために何度もシグマと戦ってきた。

現れては倒し、また現れてはまた倒し・・・・・・

しかし、そのたびにシグマは復活し、束の間の平和は呆気なく崩れ去ってしまう。

元々エックスが前世から争いをあまり好まないことを帰ってしまったしずかから聞いていた。

今では後輩や部下たちからは頼りになる存在となっているがその心は誰よりも傷つきやすかった。

かつて、ドップラーの反乱の時自らを「鬼」にしたように。

カウンターハンター事件では、洗脳されていたオストリーグ、コンピュー
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