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ドラえもん のび太の転生ロックマンX(若干修正版)
さらばドラえもん
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ラえもんが持っててくれ。」
「えっ?」
「お互い持ってた方がいいだろう?そうすれば本当に会えるかもしれないんだし。それにそのアーマーはドラえもんしか着れないんだからさ。」
「ひどいな・・・・僕が気にしていることを。」
ドラえもんはそう言いながらフォースアーマーをしまう。そして、二人は手厚く握手を交わした。
「・・・・・・ドラえもん。」
「・・・・・・何?」
「俺・・・・・本当は別れたくないよ・・・・・・・・・・」
気がつけばエックスは泣いていた。思い出せば未来へ帰るあの時も泣いていた。同じくドラえもんも泣いていた。
「僕も・・・・僕も別れたくないよ・・・・・・せっかく・・・・・・せっかくまたのび太君に会えたのに・・・・・・うぅっ・・・・・・」
「ドラえもん〜!!」
「のび太君〜!!」
「「わあああああああああああああ!!」」
二人が抱き合いながら大泣きする光景を見てハンター一同は一瞬驚いてしまったがかけがえのない親友同士が分かれるという現実を見てじわりじわりと涙目になる者が続出した。
しばらくすると二人は泣き止み、涙をぬぐい取ると改めて握手を交わした。
「それじゃあまたね、ドラえもん。」
「のび太君、寝坊や遅刻はしちゃ駄目だよ!」
「うん。」
強く握り合い、別れてドラえもんはタイムマシンへと座り、操縦桿を握る。システムが動き出し、タイムマシンは一同の前で浮かび上がり、続いて時空間へのゲートを展開していく。
「・・・・・・いいの?一緒に行かなくて?」
エックスの隣でマーティは、心配そうに言う。
「いいんだ。あっちじゃ俺は死んだことになっているんだから。」
「でも、チャンスでしょ?」
「だって、俺が行ったら君が一人になっちゃうだろ?」
エックスはマーティの手を取りながら言う。
「エックス・・・・・・そうよね、アタシたち仲良し夫婦だもん。」
「うん。」
二人はドラえもんたちに向かって敬礼する。それに合わせて、ゼロ、アイリス、ビートブード、マンドリラー、更にはエイリアやシグナス、ケインたちも彼らに敬礼を送った。
「のび太くん・・・・・・・さようなら。」
ドラえもんは、涙をこらえてタイムマシンを時空間へと飛ばす。タイムマシンが通り抜けると同時に時空間ゲートは閉じ、その場はまるで何もなかったかのように静かになった。
「・・・・・・みんな、元気で。」
エックスはそう残し、復興作業へと戻って行った。
19XX年 野比家
机の引き出しがゆっくりと開き、そこからドラえもんたちが出てきた。
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