暁 〜小説投稿サイト〜
仮面ライダーディロード〜MASKED RIDER DELOAD〜
第3部〜希望と絶望の宝石〜
第3話『もう何もこわくない』
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って止める必要があるはずよ。」
「いや、巴マミが死ぬのはこの世界において必要なこと。言ったはずだが、僕の使命は歴史を正しく進ませ、邪魔になる要因を排除すること。今は、例え嫌でも巴マミが死ぬまで待つしかない。」
雅とほむらが話している頃、マミはキルケに善戦していた。
「ちっ、これならどうだ!」
キルケは複数の石を投げ、下級魔族のグールを召喚する。
「その程度かしら?」
マミはグールをマスケット銃で狙撃し、撃破してゆく。
「体が軽い。もう、何もこわくない!」
マミはあっという間にグールを殲滅し、魔法で巨大な砲台を出現させる。
「ティロ・フィナーレ!」
マミは必殺の砲撃を放ち、キルケに直撃する。
「馬鹿な!そんな!」
キルケは断末魔をあげて爆発する。
「ほらね、私一人でもファントムは倒せるの。解ったら…」
マミは自信満々に言うが次の瞬間、爆炎の中から何かが現れ、マミ目掛けて走り出す。
「マミさん、後ろ!」
さやかが気付きマミに知らせるが既に遅く、マミが振り向いた瞬間にその何かはマミの頭部を丸呑みし、首を食いちぎってマミの体を骨一本残さずに捕食してしまった。
「嘘…マミさんが…マミさあぁぁぁん!」
さやか達が怯えていると、雅達を捕らえていた拘束魔法は、使い手を失ったことで溶けて消えてゆく。
【KAMEN RIDE-DELOAD-】
「行くぞ、暁美さん。変身!」
雅はディロードに変身し、ほむらも戦闘態勢に入ってさやかに襲いかかろうとするキルケの残滓、キルケ・レムナントの横腹を攻撃して突進を妨害する。
「一気に片付けるか。」
【FINAL ATTACK RIDE-DE DE DE DELOAD-】
「ディメンションヒストリー!」
ディロードはディケイドを除くクウガからフォーゼまでの12人のライダーと共に必殺キックを放ち、
「暁美さん、今だ!」
「解っているわ。」
ほむらはキルケ・レムナントの口に大量の手榴弾を投げ込み、キルケ・レムナントを撃破させ、その魔力でソウルジェムの穢れを消し去ると、雅とほむらは変身を解除する。
「待て!さっきの魔力はマミさんのだ!」
去ろうとする二人にさやかは怒りをぶつける。
「現実を受け入れるんだ。巴マミはファントムのキルケによって殉死した。」
「けどマミさんは、お前達と違って正義のために戦っていた!」
「彼女のどこが正義だ?」
「みんなが平和に暮らせるように、ファントムと戦っていた!」
「それは僕達も同じだ。だが、彼女は自分が倒すことに拘り、その結果ファントムに捕食された。」
「それは、あいつが卑怯な手段を使ったから!」
「いいかい、この戦いはスポーツじゃないんだ。最終的に敵を殺すまで続く。ソウルジェムの回復を確認しなかった彼女の慢心が、自身の死を招いた。この現実が受け
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