暁 〜小説投稿サイト〜
仮面ライダーディロード〜MASKED RIDER DELOAD〜
第3部〜希望と絶望の宝石〜
第3話『もう何もこわくない』
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「あら、あなたはこの間の。そう、暁美さんと合流したのね。」
「一番事の重大性を理解していますので。」
「あら、本当にそうかしら?ファントムを一人で倒せないから、ファントムの魔力を必要としない人に頼りきりになっている。そういうの、いじめられっ子の考えよ。」
マミは余裕な表情を見せる。
「いじめられっ子の考えね…君は何も解っていない。人は誰だって何かに頼る。案外、そこの民間人を連れているのも、自分が孤独だと思いたくないからなんじゃないか?だとしたら、そんなことに巻き込まれた民間人はいい迷惑だな。」
雅は挑発する。
「言わせておけば!マミさんはお前達とは違う!」
青い髪の少女、美樹さやかは反論する。
「美樹さん、暁美さん達と同じレベルで話しちゃダメよ。それより、ファントムが倒されたなら用はないわ。今日のところは帰りましょう。」
マミはさやか、そしてこの世界の主人公である鹿目まどかを連れて去る。
「暁美さん、彼女が暁美さんの守りたいまどかさんですか。」
「まどかは迷っているだけ。きっと解ってくれるはずよ。まどかが魔法少女になると、多くの悲劇が生まれるってことに。」
「今は見守るしかないか。」
雅とほむらもの帰る。

翌日、新たなファントムの反応が現れる。
「少し遠い、すぐに向かおう。」
雅とほむらは現場に向かう。
「おお〜、ここはこのキルケ様の実験場に相応しそうだ。」
魔女のような出で立ちのファントム、キルケは笑いながら爆発性の薬物をばら撒く。
「そこまでだ!」
そこに雅とほむらが現れるが、
「あら、あのファントムを最初に見つけたのは私達よ。」
既にマミがいた。
「君か。何故共闘しようと考えることが出来ないんだ?」
「ソウルジェムを持たないあなたには解らないと思うから言っておくわ。ファントムを倒して、ソウルジェムの穢れを祓えるのは一人だけなの。恩恵を得られない方はただの徒労に終わるの。」
「なるほどね、ファントムや魔女を倒すのは、人々の平和や安全のためではなく、個人の我欲でしたか。」
雅は呆れながらロードスラスターを構える。
「目の前で泣き叫ぶ人々のことが見えない君に、正義を名乗る資格は無い。」
雅はキルケに向かおうとするが、
「あれは私の獲物よ!」
マミは雅とほむらを拘束魔法で捕らえる。
「くっ!」
「見ておくことね。私は暁美さんと違って、一人でもファントムを倒せることをね。」
マミはマスケット銃を出現させてキルケに向かいながら突進する。
「待て!一人では危険だ!」
雅は止めようとするがマミはいうことを聞かず、キルケを攻撃する。
「マズいな。いや、本来あるべき歴史通りではあるが…」
「どうしたの?」
「おそらく、巴マミはこの戦いで死ぬ。その実力が慢心を生んで。」
「なら、ますますも
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