第16話 アムリッツァ星域会戦
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<アドルフ>
十数万隻による追撃戦――おそらく歴史上最大の追撃戦だろう。
これは見ていて圧巻だな。
ん?
良く考えたら今がヤンを殺る最大のチャンスじゃね?
原作では先の戦闘でヤン艦隊にボコられた結果薄くなったビッテンの艦隊を突破されて逃げられたが、俺の艦隊でビッテンの穴を塞げばいいんじゃ……と、今更ながら気づいた。
そうこう思案している内に、ヤン艦隊が殿となって、追撃する帝国軍の各艦隊の先端部をピンポイントで攻撃し、こちらの追撃を阻む。
その間、俺は艦隊を移動させてビッテンフェルト艦隊を補填した為、原作の方法での脱出は不可能だ。
第十三艦隊が全面攻勢をかけてくる。
くくく、甘いぞヤン・ウェンリー。
既にビッテンの穴は補填済み……(゚Д゚;)ん?
(;つД⊂)ゴシゴシ
(゚Д゚;)あれ?
(;つД⊂)ゴシゴシ
(゚Д゚)え?
ヤン艦隊が一気に撤退していく……。
「な……ぬぁにぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!」
やっ、やられた。
まさか疑似突出を使って撤退するとは。
せっかくヤンを仕留めれる好機だったのにorz。
あ〜、マジでテンション下がるわ〜。
「総司令部より入電、『残敵を掃討しつつ帰投せよ』とのことです」
「もう勝手にしてくれ……」
もう何もやる気起きね〜。
寝よ寝よ。
後の事は、ここにいる優秀な幕僚たちに任せて俺は寝る!
* * *
こうして、アドルフは幕僚たちの静止も聞かず自室に戻って眠りについた。
その後、ラインハルトからの呼び出しを寝過し(幕僚たちは残務処理を全部押しつけられた仕返しに起こさなかった)、怒られる一人の大貴族が居たとか居なかったとか。
実にどうでもいい話であった。
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