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Fate/WizarDragonknight
ウィザードvsアナザーウィザード
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ザーソードガンとほとんど同じ形をしている。唯一の違いは、手のように作られた部分が、骨でできているところか。
 アナザーソードガンと呼ぶべき代物だった。それを構え、アナザーウィザードも臨戦態勢となる。

 そして。

 二人のウィザードは、ともに互いに襲い掛かった。



「っ!」

 アナザーウィザードの蹴りの威力は、ウィザードのそれと、全く遜色なく同じだった。
 互いに弾かれ、地面を転がる。

「これなら!」

 ウィザードは、ソードガンで発砲。無数の銀が、アナザーウィザードへ向かう。

『ディフェンド』

 しかし、敵も同じウィザード。回避可能な手段が豊富なことは、ウィザード自身にも分かっていた。魔法陣に阻まれ、銃弾は地面に落ちていく。
 ソードモードに切り替え、果敢に挑もうとするが、その時ウィザードは体の異変に気付く。

「長くは戦えないか……」

 ウィザードの体は、まるでノイズにかかった映像のように、小切れ小切れに震えていた。波がひどくなれば、その箇所は元のハルトの姿にさえ戻っている。

「そうね。長くは無理ね」

 大して、アナザーウィザードにそういった異変はない。むしろ、時間経過とともに、アナザーウィザードが元気になっているようにさえ思える。

「長くなっちゃったら、私の一方的になるもの」
「時間は俺の味方じゃないんだな……」

 乱れる体もほどほどに、ウィザードは新たな指輪を右手に取り付ける。

『ビッグ プリーズ』
『ビッグ』

 しかし、同時にアナザーウィザードも同様の魔法を使用した。
 魔法陣を通じて現れる、巨大な手。互いに何度も打ち付け合いながら、対消滅。
 しかし、その中より、二人のウィザードは同時に攻め入る。
 何度も何度も。同じ姿はそれぞれを斬り合い、傷つけ、そして消耗していく。

「どうして? どうして?」

 互いに切迫しながら、アナザーウィザードはこちらに顔を近づける。

「お前はなんで死んでくれないの? 私とユッキーのためなのよ? そのために、皆死ぬのが当たり前でしょ?」
「お前たちは王様じゃない! それに、誰にだってこの世界を生きている! みんなそれぞれ希望を胸に生きている! お前たちの独りよがりな希望のために、皆を犠牲にすることなんてできない!」

 ウィザードはアナザーウィザードを蹴り飛ばし、二度その体を斬り裂く。
 間髪入れず、ソードガンのハンドオーサーを開放。

『キャモナスラッシュ シェイクハンズ キャモナスラッシュ シェイクハンズ』
『フレイム スラッシュストライク』

 炎の斬撃が、アナザーウィザードの体を引き裂く。引き起こされる爆発に、ウィザードは勝利をしたかと思ったが。

『ディフェン
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