暁 〜小説投稿サイト〜
真似と開閉と世界旅行
全ての真実〜
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待ち伏せして真相を聞き出す。・・・それで終わ・・・ん?」

ふと違和感に気付いた。

「あの槍造ったのは・・・グリムロック、だよな」

「そうね。きっとヨルコとカインズが依頼をして・・・」

「となるとこのダガーも・・・だよな」

「そう・・・よ」

「・・・待ってくれ・・・俺は、今・・・」

『咲さん・・・?』

「・・・っ!!」

俺は方天画戟を掴み、走り出す。

「ちょ、咲!?」


「・・・嫌な仮定立てちまったんだよ。今からちょっと向かう。リパル、シュミットのプレイヤーデータはあるな?現時点で何処にいる」

『ちょ、ちょっと待って下さいッス・・・今は19層のフィールドに・・・』

「そこにリーダーさんの墓があるようだな・・・」

じゃないとわざわざこの状況で下層に行く理由が分からない。


「取りあえず向かおう。嫌な予感がする」

「待って!ボクも・・・」

「詠には今からお願いしたい事があるんだ」

「え・・・?」


詠に伝え、俺は転移門まで走り、19層に転移する。

「はっ・・・はっ・・・」

SAOでは息切れなどは起きないが、無意識に呼吸をしてしまう。その時、あるモノが目に入った。

「う、馬!?この世界に・・・」

「よお、そこのアンタ!このじゃじゃ馬が気になるかい?」

NPCが話し掛けてくる。・・・コレを使うか。

「おっと、だが君は身体が細・・・」

「それ借りるよ!」

会話を中断。速攻表示されたイエスかノーにイエスと答え、金を払う。

「よっ、と・・・へへ、どんな馬だろうとなぁ・・・」

馬を走らせる。

「翠の馬達に比べりゃ余裕なんだよ!」


そのままリパルにサーチさせ、馬を走らす。


『・・・本来、扱うのが難しい筈なんスけど・・・』

「恋姫でどんだけ馬に乗ってると思ってるんだよ。しかも指導者には霞や翠がいたんだぜ」

『・・・そうッスね』

「・・・待て。・・・見えた!」


人影は・・・六。後二人はヨルコさんとシュミット・・・後一人は多分カインズさんだろう。残りの三人は・・・こちらは最悪だった。


「・・・やっべーな」

見るとシュミットは倒れている。・・・きっと麻痺か何かにやられたのだ。俺は馬を止め、その反動で飛んで一回転して着地する。

「・・・俺、参上。ってな」

俺は黒いポンチョを着た男を見る。

「・・・相変わらず悪趣味な格好だな、PoH?」

「・・・貴様も似たようなものじゃねぇか」

確定。コイツらは殺人ギルド《ラフィン・コフィン》・・・笑う棺桶とは洒落た名前だ。

「・・・」

ラフコフのリーダーで、ポンチョを
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