全ての真実〜
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キリトとアスナは何かを話しているようだが・・・正直耳に入ってこない。
「・・・咲は、ボクや恋が変わったら・・・どう思う?」
「それ、聞くか?第一、とっくに変わったのを見ただろ?神託の盾騎士団所属のエイを、な」
「あ・・・」
「それで俺が詠を捨てたか?嫌ったか?・・・言っとくけど一度好きになったら何があっても愛せるさ。・・・だろ?」
「・・・本当に、ボク達に舞い降りた御遣いが咲でよかったわ」
「・・・亮さんは、どう思うのでしょうか」
「同じだよ。亮の奴だってな・・・闇を持った亞莎もちゃんと受け入れたろ?」
「あ・・・」
『咲さん自身も変わってきてるッス』
「あはは・・・そう言うリパルもな」
『ッス!』
俺は立ち上がり、前を見て・・・固まった。既に夜明けで日が上り、その光の中に・・・綺麗な女性が立っていた。それはこちらを見て微笑み・・・瞬きをした瞬間、いなくなった。
「咲さん・・・今のは・・・」
キリトとアスナが固まっているのを見ると、二人も見えていたのがわかる。
「・・・グリセルダさん。あなたは・・・恨んで、ないんですね・・・」
あの顔に・・・負の表情は感じられなかった。きっとグリセルダさんは、グリムロックを・・・
「・・・せめて、この世界から解放してみせます。だから・・・」
俺は振り返り、歩き出す。後味の悪さは多少残ったものの・・・それでもこの事件は幕を閉じた。・・・ただ、帰ってからアスナに先行したことを数時間説教され、亞莎や詠との関係をキリトに聞かれたり(詠とはフレンドで通し、亞莎は亮の紹介で知り合ったことにした)・・・色々大変だったな・・・あはは・・・
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