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仮面ライダーディロード〜MASKED RIDER DELOAD〜
第3部〜希望と絶望の宝石〜
第2話『新たなる絶望』
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トム、ウィザードラゴンは晴人に忠告する。
「ヒャハハハハハ!」
目の前の魔女、虐殺の魔女は奇声のような笑い声をあげると使い魔を呼び出す。
「仁藤、ぼーっとしている余裕はないみたいだな。」
“ドライバーオン!プリーズ…”
「そうみたいだな!」
“ドライバーオン!”
「変身!」
“ウォーター!プリーズ…スイ~スイ~スイ~スイ~!”
「変〜身っ!」
“L!I!O!N!ライオォン!”
「さあ、ショータイムだ。」
「さあ、ランチタイムだ!」
“ドルフィ!ドドッドッドッドルフィ!”
ビーストはドルフィマントを装備する。
「だったらこっちも!」
“コピー!プリーズ…”
ウィザードは分身する。
「こいつら、結構手強いな!」
ウィザード達は使い魔を必死に倒してゆくが、虐殺の魔女が笑うと使い魔は次から次へと現れる。
「仁藤、お前はあのデカい奴をやれ!」
“ウォーター!ドラゴン…バシャバシャザバーン!ザブーンザブン!”
ウィザードはウォータードラゴンにスタイルチェンジする。
「フィナーレだ。」
“チョーイイネ!スペシャル!サイコー!”
“チョーイイネ!ブリザード!サイコー!”
ウィザードはスペシャルの魔法でウィザードラゴンの尻尾、ドラゴテイルを出現させ、それに凍結効果のあるなぎ払い、ドラゴンブリザードを放ち、使い魔達を一掃しつつ、虐殺の魔女を凍結させる。
「仁藤、今だ!」
「オッケー!さあ、メインディッシュだ!」
ビーストはダイスサーベルのルーレットを回転させ、ドルフィウィザードリングをセットしてルーレットを止める。
“シックス!ドルフィ!セイバーストライク!”
「ぅおらあっ!」
ビーストのセイバーストライクによって、六つのイルカ型のエネルギーが虐殺の魔女を貫き、虐殺の魔女は撃破され、結界は消滅する。
「結界が、消えた?」
晴人達は不思議に思いながら変身を解除する。
「ん?なんだこれ?」
仁藤は虐殺の魔女のグリーフシードを拾い上げる。すると、
“仁藤攻介、その魔力の塊、何やら美味しそうだ!食べさせてもらえぬか?”
ビーストキマイラはグリーフシードに興味を示す。
「どうする晴人?」
「とりあえず、これの形さえ残れば、後は食ってもいいんじゃないか?」
「だってよ、ほら!」
仁藤はビーストキマイラにグリーフシードを与えると、グリーフシードの殻を残して内部の魔力を吸い取る。
“これ以上は食い切れん。あとはくれてやる。”
キマイラは今まで倒したファントムの魔力を食べ残したことはない。かつてヘルヘイムの果実を食べた時も、全て平らげていた。
「どうしたキマイラ?お前が食い残しをするなんて珍しい。」
“その中の魔力、どうにも我らファントム以上の深い絶望の力で構成され
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