第一章
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その傍に来た、雪路はそのくろ丸を見ていつも言った。
「絵になるよね」
「全くだな」
「何かとね」
両親も笑顔で言う。
「こんなお花が好きな猫なんてね」
「他にいないしな」
「私達が見てもね」
「自然と和むよ」
「そうよね、それでね」
雪路は両親にさらに話した。
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