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ドラえもん のび太の転生ロックマンX(若干修正版)
二人のアイリス
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ロイドだって完璧じゃない。人間と同じように心を持ち、時には争い、時には道を間違えてしまうの。その間違いを認めて手を取り合って行くからこそ平和への世界が近付けると私は思っているわ。」
「ど・・・・どうして・・・・・・?」
「ゼロやエックス、他のみんなと一緒にいて分かることができたから。だから、私は彼と共にここまで生きてこれたの。」
「・・・・・そ・・・・・・そうだ・・・・・ったのね・・・・・・」
瞳に光が戻り、コピーの目から枯れかけたと思われた涙が再び流れ始めた。
「人間も・・・・・・レプリロイドも・・・・・・・同じような者だったのね・・・・・・・・なんで・・・・・・気づけなかったの・・・かしら・・・・・・・早く知っていれば・・・・・・」
「もう、いいのよ。わかったのなら。」
「はあぁ・・・・・・・・・あり・・・・・が・・・・・・と・・・・・・」
涙を流したまま、コピーはゆっくりと機能を停止していく。その顔はようやく何かを理解できたように安らかだった。
「・・・・・・・まさか、コピーだと思った奴が本当のお前だったとはな。」
話を最後まで聞いていたゼロも何となく理解できた。
「・・・・・たぶん、偶然起きたことだと思うわ。装置が私をコピーしている間に一度死んだこの子の魂がコピーの体に入ったのかもしれない。あなたと一緒に生きる道を選んだ私、兄さんの敵を討つためにイレギュラーとなることを決めた私・・・・・・・私はたまたま運が良かっただけ・・・・・・」
アイリスは手を震わせながらコピーをその場に丁寧に寝かせた。
「もし・・・・・私も同じ選択をしていたら・・・・・・この子と同じ運命をたどっていたのかもしれない。ゼロと分かり合う事ができずにイレギュラーとして果てることを・・・・・」
震えが止まらないアイリスを見てゼロは力強く彼女を抱きしめた。
「・・・・だが、俺たちは今こうして同じ道を歩んでいる。そして、俺はこれからもお前のために戦う。イレギュラーになりかけようとも・・・・・・・・」
「ゼロ・・・・・・・」
アイリスは、コピーの遺体の方に向き直るとゼロと二人で両手を合わせて彼女を弔う。
「さようなら、もう一人の私・・・・・・それとありがとう。私に大事なことを教えてくれて。」
そう言うとアイリスはゼロと手を取り合って、王宮の奥へと姿を消す。
「ゼロ・・・・・・この戦いが終わったらやってほしいことがあるんだけど言ってもいい?」
「・・・あぁ。」
「えっと・・・・・・」
???
「俺は・・・・俺は!一体なんのために戦っているんだ
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