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ドラえもん のび太の転生ロックマンX(若干修正版)
二人のアイリス
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同様にそこにいた自分の目は憎しみに取りつかれたかのように光を失っていた。

『・・・・・・・すまない。』

対するゼロは、複雑な表情で謝罪する。アイリスが周囲を見る限り、エックスやドラえもんたちの姿はない。

(もしかして・・・・・・この子は・・・・・・)

『・・・・・・もう、遅いのね。何もかも。』

コピーと思われるその場にいる自分は、不気味なエネルギー体を自分の真上に掲げる。するとエネルギー体は自然に浮き上がり、彼女の真上で結晶体へと変化する。

『落ち着け、アイリス!話を聞いてくれ!!』

ゼロは、必死に止めようとするが自分の目にはその言葉が届いている様子はなかった。

『さようなら、ゼロ・・・・・・・』

彼女はそう言うと結晶体から発せられるエネルギーを直接浴びる。

『アイリス、止せ――――――――――!!』

アーマーを纏った自分はそのままゼロへと攻撃を仕掛けて行った。





























「アイリス!!・・・・・ぐう!?」

氷烈斬の攻撃でコピーアイリスのアーマーが爆発し、ゼロは爆発の衝撃に呑まれながらも柱にしがみついて何とか凌いだ。彼は、爆発が収まると急いでアイリスがいた爆心地へと向かう。

「アイリス!無事か!?アイリス!!」

ゼロが爆煙で視界が悪い中、進んで行くとクレーターのど真ん中にアイリスがしゃがんでいた。

「無事だったか!?アイリス。」

ゼロが駆けて行くとアイリスは、手足が吹き飛んで倒れたコピーに膝枕をしていた。

「あぁ・・・・・・・ああ・・・・・・」

「・・・・・そいつは・・・・・・・」

「・・・・この子も私だったのよ・・・・・」

既にダメージを受けて弱り切っているコピーの頭を撫でながらアイリスは悲しい表情で言う。

「この子も私と同じようにあなたと出会って、同じように想いを寄せるようになった・・・・・・でも、憎しみに勝てなかった。この子はあなたに兄さんを倒されて、その絶望からあらがう事ができなかった。私はみんなに助けられた・・・・・・たった一つの出来事の差なのに。」

「・・・・・アイリス。」

コピーの目はすぐにでも閉じようとしていた。そんな状態でありながらもコピーは、アイリスの顔を見て涙を流しながら口を開く。

「私も・・・・・ほしかった・・・・・・あなたのように・・・・ゼロと・・・・・彼と一緒にいられる世界が・・・・・・・・レプリロイドだけの・・・・・世界で・・・・」

「・・・・・・・レプリロイドだけの世界を作ったとしてもあなたはそこで幸せになれたとは思えないわ。」

「・・・えっ・・・?」

「レプリ
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