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ドラえもん のび太の転生ロックマンX(若干修正版)
皇帝ナポギストラー
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「・・・・・・いろいろ戦われていたんですね。」

「あぁ、今になってはどうしてシグマがそこまで歪んでしまったかについてはわからない。でも、レプリフォース大戦で聞かされたことでゼロも俺も考えるようになったんだ。自分もいずれはイレギュラーになってしまうのではないかと・・・・・・・・」

「エックスさん・・・・・・」

「俺の死んだ兄貴もマンドリラーも、ここにはいないイーグリード隊長も元は最初の反乱でシグマに従っていた身です。最初はシグマにそそのかされる形で反乱に加わったイレギュラーもいましたが後に洗脳された者、時にはやむを得ずイレギュラーとして扱われた者、そして・・・・・・・アイリスさんのお兄さんであるカーネル含めるレプリフォースも・・・・・」

「すみません、皆さんのことを気にせず話してしまって。」

サピオは自分の話がかえってエックスたちの傷口に塩を刷り込んでしまったように感じて全員に謝罪した。

「いや、俺たちも今までの戦いに関しては仕方のないことだと認めているよ。サピオ、両親のことについて心配なのはわかるが俺たちがチャモチャ星について、もしナポギストラーを倒したとしたら・・・・・どうしようと思うんだ?」

「どうしようと?」

「君の話を聞く限り、君はナポギストラーのことを倒したら平和が戻ると思っている。でも、そう簡単な理屈じゃないんだ。君たちチャモチャ星人の考えが変わらなければ、おそらく第二、第三のナポギストラーを生み出し、同じことを繰り返してしまうのかもしれない。そうならないためにも君もお父さんのようにロボットたちとの関係を見直すべきかもしれない。」

「お父さんのように?」

「君のすぐ傍にいるブリキンやピエロにはイメコンは組み込まれていない。つまり、君のお父さんはロボットととの関係をただの機械としてでなく、同じ世界を生きるものとして見直したかったんじゃないかな?」

「同じ世界を生きるものとして・・・・・・・・・」

エックスの言葉にサピオは、自分は根本的な何かを間違えて考えていたのではないかと思った。

自分はチャモチャ星でのナポギストラーの反乱の影響でロボットに対して不信感を抱いていた。しかし、エックスたちのようなロボットを見て、同じロボットでありながら彼らには自分たち人間と同じ心があり、強引な手段で連れてきたことに関しても無暗に責めたりせず、自分の星を助けようと手を差し伸べてくれた。そんな心優しい彼らのようなロボットもいることを知り、同時にロボットも完ぺきな存在ではないという事を理解した。

「僕は・・・・・・・・・」

「そんなに結論を急がなくてもいいさ。ただ、ロボットがみんなナポギストラーのようなものばかりじゃないという事は頭に入れておいてくれ。ブリキン達も君のことを大事に
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