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ドラえもん のび太の転生ロックマンX(若干修正版)
皇帝ナポギストラー
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た。
「もしかして中へ入りましたか?」
「いやいやいや・・・・その時はビビッてしもうて玉美ちゃん抱えて逃げ出してしまったわい。」
ケインは顔を赤くして言う。その様子を見てサピオはホッとする。
「よかった、入らなくて・・・・・。あのラビリンスは僕の先祖が趣味で作った大迷路で全長184キロもある。右へ左へ、上へ下へ、これまで何百人も挑戦したけど制覇した人は誰もいないんだ。ただ、一人父だけは中央ホールまでの順路を知っている。」
「184キロ・・・・・・・シグマパレスが優しく見えてきそうな長さだな・・・・・」
今まで多くの敵の本拠地を叩いてきたエックスはその広さを聞き思わず背筋をゾッとする。
「そこで父は中央ホールに研究室を作り、ほぼ一年間、母と地底暮らしをして研究の何かを完成させたらしいんです。」
ラビリンス 中央ホール研究室
「やったぞ!遂に完成したぞ!」
「やりましたね、貴方。」
「大至急、王様に報告せねばならん。」
研究が完成し、侯爵は一刻も早く街へ戻ろうと考えた。
「サピオはどうしますか?」
「うむ・・・・・・私たちが島に籠って一年、行き先で何が起こるかわからん。サピオには辛いかもしれんが島に残ってもらおう。万が一に備えてこの部屋への順路と鍵を残して。」
船出時
「僕も行く!」
事情を知らされながらも両親とともに行こうとするサピオを侯爵は止める。
「サピオ、わかってくれ。今回ばかりはお前を一緒に連れていくことはできん。危険な旅になるかもしれん。お前にはラビリンスの研究室を護っててほしい。」
「万一のことはブリキンに話してありますからね。」
「ブリキン、サピオたちと共に留守を頼む。」
「かしこまりました旦那様。」
そう言うと侯爵は夫人とともに船を出して、ブリキン島から離れていく。
「お父さん!お母さん!」
離れていく船から見える両親の姿を見送りながらもサピオは叫び続けた。
ところがそれから数日後・・・・・・
「・・・・・・・・」
サピオはホテルのリビングで寂しそうな表情で座っていた。
「サピオ様、旦那様方ならきっと大丈夫です。すぐに戻ってこられますよ。」
「そうそう、王様に知らせたら」
「きっと帰ってきます!!」
寂しがるサピオにブリキン達三人は何とか励まそうとする。
「・・・・・・ありがとう、ブリキン
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