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崩壊した世界で刑部姫とこの先生きのこるにはどうしたらいいですか?
ほんへ
コラボ章-様々なサーヴァントとマスター…そして性癖。-
無事生き残ったから宴会でもする件
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「じゃあ友達はボールってやつですか!?なにその因果逆転!!いたっ!蹴らないで!!」
アポロン様自身も必死にやめてくれと抗議するが子供達は一切聞く耳もたず。
さらには日に焼けて小麦色の肌をした白い髪の女の子に蹴られ、どこかへと転がされていった。
しかしまだまだ分身体はいる。もう一回遊べるドン!
ちなみにアポロン様の言ったタコの事だが、
「"ますこっときゃらくたあ"だったか?とと様もなってみるかい?」
「…!」
葛飾北斎のタコ、すなわち北斎本人である。
自分はあの羊みてぇになりたかねぇと必死に頭…というか身体全体を横に振った。
そして子供達がいるのは浜辺。
イベントがあるとのことでこうして呼び集められたのだ。
少年少女らは何が始まるんだろうねーと話し合い、今か今かと待ちわびている。
「だからぁ!やめて!!!!」
アポロン様で遊びながら。
「見て!」
そうしていると子供の一人が異変に気付く。
海から何かが飛び上がったのだ。
月をバックに水飛沫を上げ、その身を捻らせ着水するその生き物は
「イルカさんだ!」
子供の人気者、イルカである。
ただの偶然ではない。
これは、ショーの為にわざわざ"東京から来てもらった"イルカさん達だ。
「こんばんは。シルク・ドゥ・ルカンの出張ショーにようこそ。」
と、子供達に優しく話し掛けるのはシルク・ドゥ・ルカンのオーナー、通称『弟くん』であった。
そして彼がいるならば、彼女もいる。
「皆さんこんばんは!弟くんのお姉ちゃんです!!!」
「いや、その自己紹介はどうかと思う。」
変な自己紹介をされ子供達の頭にははてなマークが浮かぶ。
ショーの常連客なら誰もがご存知、オーナーの姉ジャンヌだ。
「今回は皆さんを笑顔にするため、イルカさんと共にやってきました!どうぞ楽しんでいってくださいね!」
そういうと子供達から一斉に拍手を浴びる。
そしてこのイルカショーの二人も探偵が呼んだものだ。
不安になっているであろう子供達のため、やはり弟くんとお姉さんの協力が必要なのだと説得したのだ。
「そして今回は特別ゲストが来ています!葛飾北斎さんです!はい拍手ー!」
「なんでただの絵描きが"いるかしょう"に出なきゃいけないんだい?」
と、ジャンヌの隣にいた北斎がぼやく。
「というわけで北斎さん。お願いしますね。」
「んまぁしょうがねぇ。マイにも子供達を喜ばせてって頼まれちまったしナ。」
大筆を手に取り、くるりと回して担ぐ。
が、
「とその前に、ちょいとそこの、」
「え、僕?」
「そう、じゃんぬの弟。」
弟じゃないです。
そう言おうともしたがここに来た時点でもう何十回と言われてきたのでなんか
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