暁 〜小説投稿サイト〜
ドラえもん のび太の転生ロックマンX(若干修正版)
確かな愛
[6/9]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


































ハンターベース 外

「おい、マーティ!ちょっと待ってくれ!!」

ケインとの話し合いを終え、自分の部屋に戻ろうとしたエックスは偶然すれ違ったマーティを追っていた。マーティは無言でエックスの前から去っていこうとしたがエックスに腕を掴まれてしまう。

「・・・・・・放してよ。」

「何で俺のことを無視するんだ?衛星兵器から戻ってきてから様子が変だぞ?何かあったのか?」

「・・・・・・・・・・」

「何で黙るんだ?俺が何か悪いことでもしたのか?あるんだったら言ってくれ!俺は・・・・・・!?」

エックスは振り向いたマーティの顔を見て言葉を失う。

「何が・・・・・・悪いですって?・・・・・・・アタシに黙ってゼロに言うなんて・・・・・・どういう事よ・・・・・」

マーティの眼から涙が流れていた。

「ゼロって・・・・・一体何のことか・・・・・」

「とぼけないで!!何がアタシたちに襲う前に処理してくれよ!?ゼロには言えてアタシには言えないって言うの!?」

「・・・・・・・」

「エグッ・・・・・・うぅ・・・・・・いつもそう・・・・・・・不安なことはアタシの前では見せないで自分の中に溜め込んで・・・・・・・・アタシは信用できないの!?死を分かつまで愛を誓うんじゃなかったの!?ねえ!!」

マーティは、泣き叫びながらエックスを見る。

「・・・・・・マーティ・・・・・・」

「う、うわあぁあ〜!!!エックスのバカぁ・・バカ!バカアアアアアア!!」

マーティは、そのままエックスの胸に飛び込んで泣き続ける。その様子を見てエックスは、自分の判断が誤りだったことに気づいた。

愛するものを護る為に戦ってきたのに不安になったからと言って他人に処理してくれと頼み込む。

それは愛する者への裏切りであり、信じていないという事になる。

愛していると言いながら不安を妻である彼女に言えなかった自分が一番愚かに感じた。

エックスは、彼女を強く抱きしめ、頭を撫でた。

「・・・・・そうだった・・・・・・・そうだったね。何で肝心なことを忘れていたんだろう・・・・・・本当に不安なら君に言うべきだったのに・・・・・・」

「う・・・・・うっ・・・・・・・・・」

「・・・・・・・夫失格だな、俺は。こんなにも心配してくれる人がすぐ傍にいるのに・・・・本当にバカだよ。」

「うぅう・・・・・・・うぅ・・・・・」

「ごめん、君のことを何も考えずに先走ったことを考えて。でも、愛しているからこそ、君を傷つけたくなかったんだ・・・・」

「ふ、夫婦なんだか
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ