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ドラえもん のび太の転生ロックマンX(若干修正版)
確かな愛
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分に「アイツ」を倒せと言い続ける正体がわからない老人。ゼロは頭痛に苦しまされる。
『アイツを倒すのじゃ!何としてもアイツを!それがお前に与えられた使命なのじゃ!』
「だ・・・・・黙れ・・・・俺はもう・・・・・」
『あの時とて片腕が吹き飛びながらも圧倒的であったではないか!お前が本気を出せば・・・・・』
「えい!」
『フおっ!?』
「!?」
突然遮られた老人の声にゼロは驚く。同時に頭痛も収まり、顔をあげてみるとそこは先ほどのカプセルがあった場所ではなかった。
「これは・・・・」
「大丈夫ゼロ?」
「!」
隣を見るとそこにはアイリスがいた。
「アイリス?」
「よかった、パートナー回路が正常に作動したみたい。」
「何?どういうことだ?」
アイリスの言葉の意味が分からずゼロは首をかしげる。
「実は今回の手術でゼロと私に新しい回路を組み込んでもらったの。なんでも、ドラえもんさんがいろいろ使って完成したんだけど。」
「・・・・つまり、今の俺たちはその回路で意識がリンクしているという事か?」
「うん。・・・・うっ!」
アイリスは突然頭を押さえ始めた。
「大丈夫か!?」
「大丈夫・・・・・・・・」
『おのれ・・・・・・誰かは知らんが邪魔をするというのなら容赦はせんぞ。』
再び老人の声が聞こえてきた。しかし、回路のせいで完全に干渉できないのか姿は現さない。だが、ゼロも頭痛が再発し、頭を押さえ始めた。
「アイリス、俺とのリンクを切断しろ。そうすれば・・・・・・・」
「いいの。」
「何ッ!?」
頭を押さえながら言うアイリスの言葉にゼロは唖然とする。
「私は、いつもあなたの苦しんでいる姿を見ることしかできなかった。だから、どこでもあなたを支えたいの・・・・・・」
「だからと言って・・・・・・・・・」
「もう、あなた一人だけを苦しませたくない。あなたが苦しむなら私も同じ苦しみを味わうし、嬉しいことがあったら一緒に分かち合いたい。」
「アイリス・・・・・・」
アイリスに抱かれてゼロは苦しみから初めて解放されたような気がした。
「あなたが私を護る為に戦うのなら、私もあなたを支えるために傍にいたい。そして、もうあなたを一人にしない。」
「・・・・・・・・お前は本当に・・・・・・・・でも、ありがとう。」
ゼロは彼女を抱きしめながら感謝する。
『・・・・・・・・』
その姿を見て何かを感じたのか老人は何も言わなくなり、次第にその姿を消してしまった。
「!?消えたのか?・・・・・・いや、一時的なだけかもしれん。」
でも、ゼロの中から何か不安が一つ消えたような気がした
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