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ドラえもん のび太の転生ロックマンX(若干修正版)
紅いイレギュラー
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・・・」

シグマの言葉を聞いてアイリスはゼロの顔を見る。

「・・・・・・それがどうした。俺は得体のしれない存在なのかもしれない。だが、今の俺に何の偽りもない!それに昔のことはどうでもいい!俺にとって・・・・今の俺をイレギュラーと呼ぶお前こそが“本当のイレギュラーだ”!シグマ!カーネルやレプリフォース、ハンターの命を弄んだ!俺はそんなお前を許さない!!」

「ゼロ。」

ゼロの言葉を聞いてアイリスは、安心すると同時に二人でシグマを見る。

「フッフッフフフ・・・・・素晴らしいよ、ゼロ。そうこなくてはな。」

「死んでいった者たちのためにもシグマ、貴様を倒す!!」

「面白い。ならば、早くこの先の動力室へと来るがいい。エックスたちも来るだろうしな。待っているぞ!!」

そう言うとシグマは姿を消した。

強気で言ったもののダメージがまだ残っている影響かゼロはその場で膝をつく。

「ゼロ、大丈夫!?」

「あ、あぁ・・・・・・・少し叫びすぎた・・・・・」

ゼロは、自分の体を診るアイリスを見てふと口が滑った。

「アイリス・・・・・・お前は、俺のことを恐れないのか?」

「えっ?」

「俺は・・・・・・シグマの言う通り、本当に破壊を望んでいるのかもしれない。確かに今の俺には何の偽りもない。だが、俺自身も俺のことがすべてわかっているわけじゃない。もし、今の俺が本当の俺じゃなくてシグマの言っていた昔の俺が本当の・・・・・・・・」

「馬鹿!」

「!?」

ゼロの言葉に我慢できなかったのかアイリスは涙目で彼の顔に平手打ちをする。同時に彼のことを強く抱きしめた。

「あ、アイリス・・・・・・・」

「さっき言ってくれたじゃない・・・・・・・私を護る為に戦いたいって・・・・・・・」

アイリスは泣きながら言う。その姿を見てゼロは思わず弱気になっていた自分に気が付く。

「・・・・・・・そうだったな。すまない。」

ゼロもそう言うと彼女の体を強く抱きしめた。

今の自分は、シグマの言っていた自分とは違う。かけがえのない仲間がいる。

それに・・・・・護りたい人がいる。

ゼロは、アイリスの唇と自分の唇を重ね合わせた。先ほど気を失ったときとは違い、今度は自分の意志でやった。

「・・・・・・もう、迷わない。俺はどんなことがあろうともお前を護ってみせる。」

「ゼロ・・・・・ありがとう。」

二人は顔を合わせるとお互いの体を寄せ合う。

「早くこの戦いを終わらせましょう。そして、みんなのところ・・・・・・・・」

「お〜い!お二人さん!迎えにき・・・・・・・・」

その直後、二人の目の前にどこでもドアが現れ、中からドラえもんが開ける。

「「・・
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