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ドラえもん のび太の転生ロックマンX(若干修正版)
宇宙へ
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も息を引き取ろうとしていた。

「ハ・・・・・早く・・・・・・カーネル・・・・・の所に・・・・・・・奴は・・・・・・ウッ。」

「おい!しっかりしろ!おい!」

最後に言いかけたところで隊員はこと切れる。

「隊長、一体何が・・・・・・」

「あの新人にそこまでの戦闘力はなかったはずだが・・・・・・・・お前たちは、ここを頼む。俺は、メディカルルームに行く。」

「分かりました。」

イーグリードは急いでメディカルルームへと向かった。集中治療室の前に着くとそこには破壊された機器と唖然とした表情をしているケインとドップラーの二人がいた。

「イーグリード!?お主、なんでここに!?」

「大変です!17部隊の隊員たちが襲われました!」

「何じゃと!?」

「ケイン氏、ドップラー博士。カーネルの方は・・・・・・・・」

「・・・・・・・ひどい有様じゃ。」

ドップラーは苦渋に満ちた顔で言う。目の前には胸を見事に抉られたカーネルが寝かされていた。

「私たちが治療を完了し、収容されている兵士たちの事情聴取の報告を聞いてからすぐだ。戻ってきたときはカーネルは動力をくりぬかれ、内部機関もズタズタにされて酷い状態に・・・・・・」

「アイリスに何と言ってやればいいんじゃ!!儂等が不甲斐無いばかりに!!」

ケインは頭を押さえて思わず叫ぶ。イーグリードはカーネルの遺体を見る。動力炉の他にデータチップまで見事に奪われていた。

(データチップまで。一体何が目的でこんなことを・・・・・・)

「イーグリード、おそらく犯人はまだハンターベース内にいる恐れがある。私とケインは、監視カメラで犯人を探る。君は部隊に戻って警戒態勢に入ってくれ。」

「・・・・・わかりました。念のため留置場の方も警戒態勢を厳重にしてください。前回のようにカメリーオたちが脱獄させられている可能性もありますから。」

「わかった。ケイン、悔やんでも仕方ない。私たちもこれ以上被害が出ないうちに手を打たねば。」

ハンターベース全域に警戒態勢が敷かれる。

イーグリードがデスログマーに戻ってきた後、ティルからの報告で本部からダブルの姿が消えたことと通信機器に盗聴用の細工がされていたことが発覚した。

通信内容は以下の通りだった。

『ハンターたちを始末し、カーネルからデータチップと動力炉を奪え』

と。
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