第43節「遥か彼方、星が音楽となった…かの日」
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「──うりゃあああああッ!」
〈DESTRACTION SABBATH〉
クリスは全ての砲門を開き、ミサイルを一斉発射。
無数に存在する小型のノイズを焼き払いながら移動している。
「とりゃああああああッ!」
〈COSMIC∞WING〉
そして、奏が槍の先端から放ったビームが真っ赤に燃える不死鳥の形となり、ノイズの群れに穴を穿った。
「翼、久しぶりにアレ、いけるなッ!」
「うんッ! 行くよ奏ッ!」
ようやく正しい意味で並んだ両翼は、天羽々斬とガングニール、それぞれのアームドギアを同時に振るい、重ね撃つ。
蒼と橙、二色の竜巻が荒れ狂い、波のように押し寄せるノイズを瞬く間に殲滅した。
〈双星ノ鉄槌-DIASTER BLAST-〉
一方、切歌とツェルトは、迫るネフィリムの触手を引き付け、弾き続けていた。
ツェルトは宝物庫内に浮遊している構造物の一つを鎖で引き寄せると、それに鎖を巻き付けた。
「エンキドゥの力とは、原子変換ッ! 自身及び触れた物体の原子構造を組み換え、あらゆる形へと作り変える権能ッ!」
鎖を巻きつけられた構造物は、次の瞬間ツェルトの手の中で杖にも似た形状の剣へと姿を変える。
「マリィに手出しはさせねぇッ!」
ツェルトは回転しながら、刀身に集めたエネルギーを斬撃として放つ。
〈Sparkle/Swing〉
更に、杖先に形成したオーラから無数の光の矢を叩き込む。
〈Sparking/Melam〉
「とっととその手をマリィから放せッ! 女の子の扱いも心得てないクソデカ大食い野郎は家でピザでも食ってやがれってんだよッ!」
「くっ! 調ッ! まだデスかッ!?」
「もう少しで──ッ! 切れたッ!」
丸鋸がネフィリムの触手を切断すると同時に、シュルシャガナのアームドギアは砕け散る。
「マリィッ!」
「ひと振りの杖では、これだけの数を──制御がおいつかないッ!」
マリアはネフィリムに捕らわれている間も、ソロモンの杖によるノイズのコントロールを試みていたが、エクスドライブモードで機能拡張されたソロモンの杖でさえ制御できなくなるほど、宝物庫の中はノイズで溢れかえっていた。
「マリアさんは、その杖でもう一度宝物庫を開くことに集中してくださいッ!」
「──何ッ!?」
響の言葉の意図が分からず、マリアは思わず首を傾げる。
「外から開くなら、中から開ける事だって出来るはずだッ!」
「鍵なんだよ、そいつはッ!」
〈永葬奏・波紋の型〉
〈Slashbeat×ライトニング〉
伴奏と同時に接近してくる小型ノイズを、それぞれの楽器が放つ真空波で切り刻みながら、翔と純が叫ぶ。
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