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崩壊した世界で刑部姫とこの先生きのこるにはどうしたらいいですか?
ほんへ
コラボ章-様々なサーヴァントとマスター…そして性癖。-
逆転と代表と四人四騎が揃った瞬間
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長先生が、何かを押し殺したような声で話す。

「お前が…想定以上のクズ野郎ってことがな!!」

そこにいた全てのマスター、及び全てのサーヴァントが動き出す。
自分の持つサーヴァントをバカにされる。
そんな安い見え見えの挑発に乗っかるのはとんでもねぇバカくらいだろう。
だが乗ってやろうじゃないか。
安い挑発だろうが関係ない。売られた喧嘩は買ってやる。
一斉に動き出し、狙うはこの作戦の指揮官。
ランスロットが最強だと信じ、それ以外のサーヴァントは"その他"と一緒くたにし産廃と決めつけたこの男。

隊員はごく少数、英霊兵は皆停止、ゾンビ兵は倒れた。
もはや戦力は、ランスロットのみ。
こいつだけは許してはおけない。
そう思った全員がかかろうとしたその時だった。

「令呪を以て全てのサーヴァントに命ずる
『ひざまづけ』。」

誰かの声が、戦場に響いた。
するとどうだろうか
ここにいるサーヴァント全員が動かなくなり、即座に膝をついたのだ。

「キャット!アタランテ!どうしたんだ!?」
「分からない…か、身体が勝手に…ッ!」
「間違いない…これは…令呪だ!」
「令呪だって!?」

アタランテが導きだした答えに院長先生は驚愕する。
当たり前だ。
一度に大量のサーヴァントを令呪で動けなくさせることなどマスターには不可能だ。

「おっきーやめろ!立て!!」
「無理だから!!やめて引っ張んないで!!」

「お栄ちゃん…これって…!」
「ああ…大将自らのご登場ってワケらしい…。」

無理矢理立とうとしている北斎。
何やらこの現象に覚えがあるらしいがなんだと言うのだろうか。

「大将ってなんだよ!」
「葛城財団代表のお出ましサ。あいつはこうやって…人のサーヴァントに令呪を使える。」
「!?」

その時だ。
また甲板に、新たに一人の男が現れた。

「よう、三笠のマンコ共。」

ひどく肥えた身体にぼさぼさの髪。
清潔さの一欠片も感じられねぇこのおっさんが、まさか

「代表…葛城恋…!!」

葛城財団のトップに君臨し、サーヴァントを集めている男。
そして、今一番倒すべき敵。この崩壊世界に存在しちゃならない最悪の人間。

「そういや置鮎、鈴鹿はどうした?」

葛城恋が、やってきたのだ。

「洗脳が解けたので殺害しました。」
「そっか。あのマンコにはいい加減飽きてきてたしな。うざってぇしちょうどいいや。」

と、鈴鹿御前の事は軽く受け流し、ひざまづくサーヴァント達を見渡す。

「感謝しろよマンコ共。なにせこの俺様が直々に、てめぇらの品定めに来てやったんだからな。」

彼は笑う。
にんまりと汚い笑みを浮かべて。


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