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崩壊した世界で刑部姫とこの先生きのこるにはどうしたらいいですか?
ほんへ
コラボ章-様々なサーヴァントとマスター…そして性癖。-
逆転と代表と四人四騎が揃った瞬間
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甘いかもしれないが…これが俺の出した"救い"だ。」

メイスから抜きだしたのは刃。
日の光に反射して赤く煌めく、彼の持つ武器の本当の正体は一振りの刀だったのだ。

「何するつもりだあいつ…。」
「ふふん。だったらそこで見てなさい。」

何をするんだろうと思えば武蔵が自慢気にそう言ってくる。

「斬るんすか?」
「斬る…確かにそうね。でもあの刀は…私の大和くんはただモノを"斬る"だけじゃないのよ。」

真っ赤な刀がさらに赤く光り、稲妻のようなものが迸る。
そして

「ッ!!」

躊躇なく、鈴鹿御前を脳天から切り裂いた。
切り裂いたのだが

「これで…いい。」
「…あ、あれ…?」

鞘に刀をおさめる大和とかいうやつ。
しかし斬られたはずの鈴鹿御前は無傷だ。
刀を鞘にしまった瞬間ズバァって斬れるやつでもない。

「あの刀はね…"何でも斬れる刀"なの。」
「何でも…?」
「どんなに硬い金属でも、果ては"概念"までも。大和くんは鈴鹿御前のの中にある"とある概念"を斬り捨てたのよ。」
「概念を…斬るだって?」

ありえない説明に思考が追い付かない。

「そうだ…代表との契約を断ち切った。」

だがそれは事実なんだろう。
だって

「私…何をして…」

彼女の洗脳が、解けているのだから。

「ここ…どこ?将は?」
「なにやら様子が変わったようだが…ご主人、どうする?」

周りを見渡す鈴鹿御前に何かを感じとり、キャットはマスターからの指示を待つ。

「ああ…さっきの人がやったことが本当なら、彼女はもう"敵じゃない"…。」
「保護するか?」

これが救いになるかどうか分からない。
と、大和は最初にそういっていた。
確かにそうだろう。
洗脳が解けたとしても、もう彼女のマスターはどこにもいないのだから。

「あ、あれ?探偵さんと刑部姫じゃん。ねぇなにこれ…どうなってんの?将は?」
「あのな…鈴鹿御前。」

アンタのマスター、田村 将はアンタ自身が殺した。
そんなこと、ハッキリと言えるわけない。
だから俺は嘘をつくことにする。
彼女が以前したような、優しい嘘を。

「あいつは…その…。」

だが、その優しい嘘も無駄に終わることになる。

「『縛鎖全断・過重湖光(アロンダイト・オーバーロード)』!!」
「!?」

突然、光が差した。
何者かが鈴鹿ごぜんに斬りかかり、剣は青く目映い光を放ちながら彼女を両断していく。
そして、

「ーーーーーッ!!!!」

彼女は何が起きたかわからぬまま、声にならない声を上げ、たったの一撃で塵へと帰った。

「な…。」
「赤い刀のマスター…やはりあの武蔵ですね。」

すると甲板に一人の
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