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崩壊した世界で刑部姫とこの先生きのこるにはどうしたらいいですか?
ほんへ
コラボ章-様々なサーヴァントとマスター…そして性癖。-
逆転と代表と四人四騎が揃った瞬間
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、
葛城財団を倒す。
それが全員の心を一つにしているものだった。
?
「英霊兵を使え!数で押すんだ!!」
「ゾンビ兵の六割が損傷!使い物になりません!!」
場所は移り、現在の三笠。
ボロボロの甲板の上では三笠メンバーの最後の足掻きが始まっていた。
「ムカつく…ムカつくムカつくムカつく!!」
顔に三本の傷を刻まれた鈴鹿御前は滅茶苦茶に大通連を振り回し、その分身対を投げつけていく。
しかし怒りのせいで精度は落ちているのか、狙い通りに当たらない。
「どうした?全く当たっていないが?」
「うるさい!!さっさと死ねェ!!」
煽るようにキャットは投げられる刀の間をするりと掻い潜る。
それはまさに猫。狐だけど。
「うあああッ!!」
アタランテも足掻く。
ここを失うわけにはいかないからだ。
繰り出される爪の攻撃はキャット程の鋭さは持たないものの、本気になった彼女が英霊兵の腕を使用不能に陥らせるのには充分だった。
「貴様らにこの艦を…踏み荒らさせるものかァッ!」
手負いの獣ほど手強いものはないという。
今の彼女がまさにそうだ。
背水の陣、ともいうべきだろうか?
とにかく彼女には守るべき場所があるし、負けられない理由もあった。
「やめろ!来るな…来るなああぁぁぁーッ!!」
飛び交う弾丸をものともせず、アタランテは駆け、一人また一人と無慈悲に殺していく。
容赦などしない。
完膚なきまでに息の根を止めてやるのだ。
「捕らえろ!!五体満足でなくてもかまわん!とにかくあいつをとらえるのだ!!!」
そして、大半の隊員が相手しているのがあの乱入してきた武蔵だ。
数多のゾンビ兵をぶつけ、英霊兵を突撃させる。
何故そこまでして捕まえたいのかは分からないが、それでも武蔵は強かった。
「っ!」
斬る。
人を殺すことに一切の躊躇がない。
おそらく彼女もまたいくつもの修羅場を潜り抜けてきたんだろう。
だが、共にその修羅場を潜り抜けてきたであろう肝心のマスターが見当たらない。
そう思ったときだ。
「あぶない!!」
武蔵の背後に大破したはずの英霊兵が迫る。
どうやら壊しきれなかったようだ。
それを見ていたおっきーが叫び、彼女に伝えようとしたが、
「っらぁ!!」
英霊兵のさらに後ろから、何者かが飛び込んできた。
その手に持った得物を振り上げ、英霊兵の頭に叩きつける。
ハンマーのような質量兵器をまともに受けた英霊兵は、今度こそ機能を停止した。
「…。」
武器を持ち上げ、肩にかつぎなおすいきなり現れた謎の男。
その手の甲には令呪。ということは
「お、大和くんナイス!」
「見えたからって先に一人で行かないでくれ。」
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