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仮面ライダーの力を得て転生したったwwwww
第12話
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のはごく当たり前のことかもしれない。しかし、何処かでそんな名前を聞いた事が・・・・・。
その名前を思い出そうとする余りに、サキがなんとも言えない表情をしていることに気づくことは無かった。

「まあ、気にする所でもないだろう。今はな……で、1番厄介なのがその城だ」

石田は苦虫を噛み潰したような表情を浮かべて城を見る。

「そこは魔界城、と呼ばれてるらしくてな。あくまで、市民による噂だ」
「魔界城?」
「なんでも、吸血鬼だの悪魔が出るらしいンスよね、そこ。 まあ、噂話だろうとは思ってて誰も信用してなかったらしいすけど」
「……で、調査班を何人か向かわせたんだが帰還者0人って所だ」

ジュンイチロウはその時の事を思い出してか、重々しくその言葉を口にする。・・・・・あくまで想像するならば、恐らくそこは難攻不落の城。生きる故で恵まれた土地と、外敵を侵入させない高い壁。 生きたものは帰さない死の門。

「ごめん、余計な事聞いて」
「……イヤ、何れは共有しないと行けない事だ。気にするな」

「……ともかく。 我々レジスタンスはこの事件を優先とする。今回は俺たちAチーム内で2手に分けて調査を行う。班分けは──」

ーーーーー

「アラタとサキは兎も角、なんでこのバカと……はぁ」
「酷っ!?」
「まあまあ……」

スズナの愚痴に突っ込むヨータと、そんな2人を宥めるサキ。その後を歩いていたアラタの口から溜息が零れる。
ジュンイチロウ判断によるチーム分けによって、アラタ、スズナ、ヨータ、サキの4人で行方不明者が多発しているエリアKの探索を開始していた。 比較的若い人選は、恐らく親交を深めろというリーダーなりの配慮……なのだろうが。

「大丈夫ですよ、アラタさん。ああ見えて、お2人はチームワーク抜群ですから」
「……ホントかなぁ」

アラタがレジスタンスへと加担した時よりも前から、死地を潜り抜けてる彼等には目には見えない絆で結ばれてる。……眼前でケンカをしているのがやや説得力に欠けるが。

「……そんじゃまあ、探索と行きましょうかぁ!!」
「お〜!!」
「……貴方たち、ピクニックじゃないんだから」

ヨータやサキには気合いを入れる掛け声のようなものなのだが、普段の振る舞いからかどうにも緊張感が抜けがちになる。頭を抱えて溜息をつくスズナに声をかけようとした所で、前方にオーラがいた事を目撃し、思わず凝視する。

「アレって……」
「んー?アラタ、どったの?」
「あ……イヤ、何でもない」

だが、ヨータから視線を外してもう一度向き直った時にはもう、そこには誰も居なかった。ヨータには何でもないとはぐらかすが、あのオーラの不敵な笑みが脳裏にこびりつい
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