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崩壊した世界で刑部姫とこの先生きのこるにはどうしたらいいですか?
ほんへ
コラボ章-様々なサーヴァントとマスター…そして性癖。-
ダーリンの名前はR/二天一流剣豪参上
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辺りを見渡す。
ボロボロの城内。穴だらけの甲板。さらに屋根はなくなり上は雲一つない快晴の空が見え、朝日がダイレクトに城内を照らす


「おっきー!おい!どこだ!?」
「こ…ここ。」

瓦礫に埋まりかけたおっきーを助ける。

「守りは完璧だったのに…どうして?」
「んなもん俺が聞きてーよ!」

空が光って、いきなり何かが降ってきた。
そしたらこれだ。
三笠はボロボロ。そしてバベッジ先生とおっきーの宝具が解除されかけ本来の姿に戻ろうとしている。

「とりあえず城から出るぞ!」
「うん…でも足が…。」

姫路城はいつ崩れてもおかしくない。
早いとこ出ようとしたがおっきーの足からは血が流れていた。
きっとさっき瓦礫で怪我したんだろう。

「しょーがねーな!!」

彼女をおぶり、全速力でパリスくんと共に姫路城を脱出。
ミシミシ言い始めてるのでそろそろマジでやばい。
というかなんだ?
スチームオブ三笠姫路城は無敵の要塞だ。
通常兵器はともかく、並大抵の宝具でも壊せないことは実証済みだ。
なんだ?とんでもない新兵器か?
それとも大量のサーヴァントからなる数の暴力の宝具か?

「…!」

しかしその疑問は、
崩れ行く姫路城から抜け出してすぐに解明した。

「やっほー探偵さん。元気してた?」

あの降り注いだものは刀。
何百本の刀。
刀を使うサーヴァントは多数いるが、そんな大量の刀を降らせるサーヴァントなど俺が知る限り一人しかいない。
そしてそのサーヴァントは、
過去に俺が知るサーヴァントだった。

「鈴鹿…御前?」

全員が満身創痍でかろうじて立っている中、
一人だけ無傷でニコニコしている奴がいる。
それが鈴鹿御前。
そうだ。さっきのは彼女の宝具『天鬼雨』によるものだ。

「そうそう!覚えてた?しかも探偵さんまだ生きてたんだねー。」
「…知り合いなのか?」

親しげに会話する鈴鹿御前に院長先生が疑問を持ち、血の流れる腕をおさえながら俺に尋ねる。

「はい…俺が探偵駆け出しの頃、彼女の依頼を解決したことがあるんすよ。でも…。」
「でも?」

おかしい。
何故彼女はこの三笠を攻撃した?
それに

「お前…マスターは…将はどこだよ?」

彼女のマスターの姿がない。
田村 将とかいうショタだったような気もするが、その姿はどこにもない。

「ああ、元マスターのクソガキのこと?あんなの思い出したくもないんですけど!」
「…は?」

頭の中が疑問符で一杯になる。
どうしてだ?あんなに仲が良かったのに。
もしかして喧嘩したのか?だとしても鈴鹿御前が葛城財団の味方をするようなサーヴァントか?
いや違う。
だとしたらなんだ?
いや分かってる
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