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崩壊した世界で刑部姫とこの先生きのこるにはどうしたらいいですか?
ほんへ
コラボ章-様々なサーヴァントとマスター…そして性癖。-
ダーリンの名前はR/二天一流剣豪参上
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霊基は汚染されきってはいるものの、そこにはおぼろげながら覚えている見知った影があった。
「へぇ…偶然じゃん。」
「どうした? 」
「ううん。ただ昔会った知り合いが見えただけ。そんじゃついでに挨拶してくるね!」
「そうか、それと鈴鹿。俺様は待つのが嫌いだ。」
代表が腕をまくり、手の甲を鈴鹿に向ける。
そこに刻まれているのは令呪。しかし三画だけではない。
腕全体、肘の方までびっしりとその紋章は入れ墨のように刻まれていたのだ。
「令呪を"十画"使って命ずる。『鈴鹿、宝具で一網打尽にしろ』。」
「りょうかーい?」
刀を投げ上げると、それは一気に何百もの刀へと変わっていく。
「それじゃ、ダーリンの為に頑張りまーす?」
愛刀、大通連を250本にまで分裂させ豪雨のように降り注がせる彼女の宝具。
「文殊智剣大神通…恋愛発破『
天鬼雨
(
てんきあめ
)
』!!」
天鬼雨。
令呪を十画消費するというありえない強化から繰り出される宝具はまさにケタ違いであった。
二つの宝具を重ね合わせ、無敵の防御力を誇る『スチームオブ三笠姫路城』に対して、その刀は容赦なく突き刺さる。
サーヴァントの自爆でもびくともしなかったそれが、なんなく崩されていく。
ヘルタースケルター、そして財団の隊員をも巻き添えにしながら『天鬼雨』は三笠に致命的なダメージを与えた。
「どう?ダーリン。」
「やればできるじゃねぇか。帰ったら俺のザーメン、たらふく飲ませてやるよ。」
「やった!」
飛び上がるほど嬉しいのだろう。
彼女はそのまま代表に駆け寄り、飛び込むように抱き付いた。
「どうだ置鮎。世の中じゃ仕事ってのは速さも求められる。いつまでも勿体ぶってねぇで、ご自慢のランスロットとかいうやつを出してればもっと簡単にかたづけられたんじゃねぇのか?」
「仰る…通りですね。」
代表にそう言われた置鮎は立ち上がり、隊員達に次なる指示を下す。
「それでは、サーヴァント達を捕らえなさい。生き残っていたとしても最早虫の息。あなた方とゾンビ兵で充分に捕らえきれるはずでしょう。」
「は!」
お供として周りにいた隊員も三笠へと走っていく。
もはや三笠…スチームオブ三笠姫路城はボロボロであり、至るところに穴が空き、城は崩壊寸前であった。
「んじゃ、私も挨拶してくる!」
「その知り合いとやらが生きてたらの話だけどな!ぶっはははは!!!!」
続けて鈴鹿御前も三笠へと向かう。
そんな彼女を冗談混じりに送り出し、代表はどのようなサーヴァントが捕らえられるのか、それを純粋な子供のようにわくわくしながら待つことにした。
?
「…。」
何が起きた?
「無事かパリス!?」
「うぅ…なんとか。」
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