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ドリトル先生の競馬
第十幕その九
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「日本が羨ましいよ」
「こんな美味しい豆料理他にないんじゃないかな」
「そうかも知れないね」
 オシツオサレツは舌鼓を打ちつつ言いました。
「ちょっと他の国にはないよね」
「ここまで美味しいものは」
「お豆腐もとても美味しいけれど」
 ダブダブはこの食べものも大好きです。
「こちらはこちらで物凄く美味しいよ」
「あっさりしていてビールにも合うから」
 チーチーはこの二つを交互に楽しんでいます。
「病みつきになるね」
「しかもお豆だから健康にもいいわよ」
 ガブガブはこのことをしてきました。
「尚更いいわ」
「ううん、日本に来て色々美味しいもの知ったけれど」 
 それでもと言うホワイティでした。
「これはその中でも最高のものの一つかも知れないね」
「全くだよ、お陰でビールが進んで」
 先生は実際にビールをごくごくと飲みながら皆に応えます。
「幾らでも飲めるよ」
「先生もう三リットルは飲んでるよ」
 王子は先生と同じちゃぶ台を囲んで座って飲みつつ言いました、もう王子もお顔がかなり酔った感じになっています。
「それでもだよね」
「あと二リットルはね」
「飲めるんだね」
「普通にね」
「美味しいからだね」
「枝豆が本当にね」
「ソーセージとビールもいいですが」
 トミーはこちらも楽しんでいますが勿論枝豆もです。
「枝豆は本当に」
「合うよね、ビールに」
「恐ろしいまでね」
「多分今夜は彼もね」
「ホフマン君もですね」
「ビールを飲んでいるだろうけれど」
「そんなことも言ってましたね、彼」
 トミーはここでこのことを思い出しました。
「そういえば」
「そうしてね」
「彼も枝豆をですか」
「楽しんでいるかも知れないよ」
「今の僕達みたいに」
「ソーセージやベーコンもいいけれど」
 このことは確かだというのです、見れば先生達はそちらの二つもしっかりと食べて楽しんでいます。
 けれどです、その枝豆を食べつつ言うのでした。
「この枝豆の魔力にはね」
「勝てないですか」
「ちょっと以上にね、そしてビールも」
「日本のビールですね」
「いい味だね、飲みやすいよ」
「そうですよね」
「ビールはアルコール度も低くてね」
 先生から見ればです、五パーセント位のアルコール度ではウイスキーも好きな先生からしてみればかなり低いものです。
「かなり飲んでもね」
「酔わないですね」
「うん、ただカロリーはあるから」
「ホフマン君とこのこともお話してましたね」
「お酒は全部そうだけれど」
「飲み過ぎると太りますね」
「そしてね」
 先生はさらに言いました。
「痛風にもね」
「なりますね」
「彼のお国のドイツは痛風の人が多いけえど」
「ビールのせいですね」
「そうだよ
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