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【完結】RE: ハイスクール D×D +夜天の書(TS転生オリ主最強、アンチもあるよ?)
最終章 明日に向かってラグナロク
エピローグ
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たちと同じ魔力が込められている。
よって、ジュエルシードを暴走させれば、次元震を起こすことが可能なのである。
虚数空間での実験によって、オーフィスでさえ脱出が不可能だと判明している。
虚数空間と通常空間の出入りには、リリカルなのは世界の魔力が必要であるためだ。
グレートレッドすら力を封じることができると、オーフィスから太鼓判を貰っている。
そして、今。
目の前には暴走寸前のジュエルシードがある。
あとは、大規模次元震を意図的に起こすために作った術式を起動するだけ。
「みんな、準備はいいかい?巻き込んでしまって、ごめんね」
次元震を起こすにあたって、巨大なグレートレッドを巻き込むには、相当大規模にする必要があった。
そのためには、グレートレッドの側で次元震を発生させなければならない。
オーフィスは、遠隔地から、グレートレッドの足止めをしているので、頼ることはできない。
要するに――――
「――――ボクの自殺につきあわせてしまってごめん。でも、もう生きるのに疲れたんだ」
「何を今更。私たちはマスターに最期まで付き従います。これだけは譲れません」
「その通りだぜ、はやて。散々議論してきたじゃねえか。今更蒸し返すことはないだろ」
「主はやてと共に生き、ともに死ぬ。これに勝る喜びはありません」
「シグナムの言う通りよ、はやてちゃん。それに、貴女は沢山頑張った。
頑張って頑張って――ついに使命を果たしたの。少し位我儘いっても許されると思うわよ」
「主が気になさる必要はない。いまこうしていることは、我々の総意によるものなのだから」
「ありがとう、ザフィーラ。みんなも、本当にありがとう」
温かい励ましの言葉が口々にかけられる。
本当にボクにはもったいないくらいの家族だ。
おそらく史上最大のジェノサイドを引き起こし、親しい友人にまで手をかけた。
全ての化け物――神話勢力を駆逐したいま。
使命を果たしたいま。
もはや、この世界に未練はなかった。
「それにさ、はやて。一応、こっちの世界に飛んだときのデータから作った異世界転移魔法も発動させるんだ。
運がよければ、別世界にたどり着けるかもしれないだろ?分の悪い賭けは、嫌いじゃないぜ」
ヴィータ姉が、明るい口調でいう。
そう、ただで自殺するつもりはない。
リリカルなのは世界から、こちらの世界――つまり、異世界転移ができることは、分かっている。
さらに、無限転生機能は、虚数空間でも発動できるために。
異世界移転魔法と、無限転生機能を組み合わせて、別世界に飛び出そうと画策していた。
実験なんてできないので、正直うまくいくかはわからない。
けれども、
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